デニス・ホッパーを巡る異色ドキュメンタリー公開、「イージー★ライダー」も同時上映

引用元:映画ナタリー

「イージー★ライダー」の日本公開50周年を記念し、同作の監督デニス・ホッパーを巡るドキュメンタリー「アメリカン・ドリーマー」の日本初公開が決定。「イージー★ライダー」もリバイバル上映される。

【写真】「アメリカン・ドリーマー」 (c)Palaris Communications.inc(メディアギャラリー他8件)

「イージー★ライダー」でカンヌ国際映画祭の新人監督賞に輝き、アメリカンニューシネマの旗手として一躍注目を集めたホッパー。監督第2作「ラストムービー」ではピーター・フォンダらを起用し、ペルーの山村で撮影したフィルムをニューメキシコ州にあるD・H・ロレンスの元別荘に持ち込み、1年以上かけて編集作業に没頭した。そこへドキュメンタリー映画を撮りたいと現れたのが、フォトジャーナリストであり「明日に向って撃て!」のスチール写真モンタージュも担当したローレンス・シラーと、「ブレスレス」や「パリ、テキサス」の脚本家L・M・キット・カーソン。彼らを迎えたホッパーはドキュメンタリー映画を作ることを拒否し、代わりに「『ラストムービー』を作っているデニス・ホッパーを、デニス・ホッパー自身が演じる映画」を提案する。

かくして本当のホッパーなのか虚飾のホッパーなのかは不明確で、破天荒な“ドキュメンタリー”が完成した。音楽は、ビーチボーイズを見出した音楽プロデューサーのニック・ヴェネットが監修している。

「アメリカン・ドリーマー」および「イージー★ライダー」は2月1日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。なお「ラストムービー」の4K修復版も2019年12月20日より東京・新宿シネマカリテほかで公開となる。

(c)Sony Pictures Entertainment (Japan) inc.