中国個人制作スタイリッシュ斬撃シューター『Bright Memory』蝶のように舞い、蜂のように撃て!【爆速プレイレポ】

引用元:Game Spark

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

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今回は2020年3月26日にFYQD-Studio, PLAYISMよりPC向けにリリースされた『Bright Memory』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Bright Memory』とは
中国のゲーム開発者「FYQD」(飛燕群島)氏がたった1人で作り上げたFPSである本作。銃のみならず、剣による攻撃やスキルで敵を打ち上げてからの追撃など、激しいアクションとハイスピードで展開するバトルが特徴です。アーリーアクセス当初は『Bright Memory – Episode 1』というタイトルで、大きなストーリーの一部を体験できる、というスタイルでのリリースでした。

その後、予想以上の売上を記録したとし、『Bright Memory: Infinite』というタイトルでストーリーなどを変更しての再開発という形がとられ、『Bright Memory – Episode 1』は『Bright Memory』へタイトルを変更。こちらのプロットによる開発はこの先行われないものの、プレイヤーにアクションなどの要素を知ってもらうための作品として更新を続けていました。そして『Bright Memory』の最終アップデートが完了したため、FYQD氏は今後、新作の『Bright Memory: Infinite』の開発に集中するそうです。ちなみに『Bright Memory』所持者は『Bright Memory: Infinite』も無料で手に入るようになっています。

『Bright Memory』の実内容に迫る!

ゲームを開始とともに、とある研究施設を襲撃している主人公「シア」。いわゆるFPS的操作方法なので、拳銃でパパッと敵兵士を片付けます。

左上には細かく目標が表示されるので、迷うことはなさそう。

研究室のドアを開けようとしたところ扉が爆発。気絶する直前に光学迷彩を起動したことで姿はバレていないようです。「F」キーで電磁パルスというアビリティが使用できるようです。相手を宙に浮かせて一定時間無防備になったところを追撃できます。

制御装置を起動させようとしたところ…。敵に囲まれました。「カーター」に警告を受けているところで、装置が起動。敵兵も何もかも光に吸い込まれます。

目覚めるとSF的世界観から途端にファンタジー的異世界へ。

光の筋を目指して移動するようです。途中狼に襲われたりもしつつ先へ。

バリケードで先へ進めませんが、「光刃」で破壊します。刀による攻撃+中距離くらいまでヒットする飛ぶ斬撃を放てるようです。

坂を下ると魚のヒレ+アルマジロの装甲を持ったライオンのような生物「神獣-陸吾」に襲われました。電磁パルスで相手を浮かせ、光刃で連続攻撃!1対1なら圧倒的な戦力です。

もう1体の神獣も撃破すると、草むらから更なる襲撃。QTE的に回避コマンドを教わります。剣を持った敵とのバトルではこのダッシュ回避で距離をとりつつ戦うといいようです。

続々と現れる剣持ち。1体にかまっているとあっという間に囲まれます。ダッシュを使って常に全員が視界に入るような位置取りをしていくと安全に戦えました。電磁パルスと光刃の組み合わせで一網打尽に。……したつもりですが、第2陣、第3陣とワラワラ出てきます。とにかく敵に囲まれないように必死に逃げ回りながら潰していきます。

ジャンプアクションやパズルなどの要素も

敵を全滅させたあと、再び光の筋のもとへ向かいます。大きな崖はグラップリングフックで飛び越えます。

先程の戦闘で経験値を入手していたようで、この経験値を使って能力のアンロックが行えます。今回は「機能解放」をアンロック。走る速度が上がるので戦闘中に敵に囲まれにくくなるはず……。

先に進むと小部屋が、ここも敵が出現します。先程のフィールドより狭い上、壁にある装置から炎が噴出し、敵との距離を離しにくい作りになっているので、クールタイム毎にスキルを使ってバリバリ倒していきます。

戦闘後は部屋のパズル要素が起動。光る文字を回して3つのラインに合わせます。

ボスとのギリギリバトル

先に進むと暗い洞窟が。一緒に飲み込まれていた研究所の兵士との戦闘になります。高速で移動してくる能力持ちなども紛れていますので、少ない遮蔽物を有効活用しての戦いを強いられます。

やったか……!?と思った途端に新手が登場。大型ネズミの中ボスです。やたらとタフなようで、ショットガン1マガジンをすべて顔に叩き込んでもピンピンしてます。素早く距離を詰めての斧攻撃や、斬撃を飛ばす攻撃、ジャンプ攻撃など回避しづらい攻撃が山盛り。おまけに手下が文字通りモリモリ湧いて出てきます。1回の電磁パルスでどれだけの敵を無力化できるかが大事になってきます。ちなみにこのゲーム、自動回復は「無いわけではない」くらいのものなので、画面がモノクロになるほど瀕死のダメージを受けた状態で逃げ回ってもほぼ助かりません。攻撃を受けない立ち回りが本当に大切です。

心底激しい戦闘をこれでもかこれでもかと次々お出しされる本作。アクションが得意な人でしたら1周1時間程度でクリアできますが、かなりシビアな戦いが続くのでクリア後は心地よい疲労感でいっぱいになることうけあいです。逆に得意でない人には…「これ…クリアできるのかな……?」というくらいには難易度高め。

ともかく、今なら500円弱で購入できるので「この先新作がもらえるなら試しに遊んでみようかなー」くらいの気持ちでスタイリッシュなアクションを楽しんでみてはいかがでしょうか。本作はスペシャルプロモーションの対象として、4月2日まで33%オフの482円で購入できます。

タイトル:Bright Memory
対応機種:PC
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年3月26日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:720円

「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。 Game*Spark KADEN