なぜハマる?『あつまれ どうぶつの森』の“魚釣り” 「1日が終わってた」の声も

引用元:マグミクス
なぜハマる?『あつまれ どうぶつの森』の“魚釣り” 「1日が終わってた」の声も

 ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下:あつ森)は、発売より3日間でパッケージ版の販売本数が188万本に達しました。これはニンテンドーSwitch用ソフトにおいて、初週の売り上げ歴代1位の記録を塗り替える快挙でもあります。

【画像】『あつ森』で魚釣りにハマるとどうなる? やりこみ要素の「博物館」も(6枚)

「DIY」や「たぬきマイレージ」、そしてフィールドの地形を変形させることのできる「島クリエイター」機能など、今作から新しく実装されたシステムにより、『あつ森』はこれまでのシリーズにないほど遊び方の自由度が広がりました。

 しかし一方で、2001年の初代『どうぶつの森』(ニンテンドー64版)から基本的な楽しみ方が変わらない「サカナ釣り」の面白さも健在です。

「どうぶつの森」シリーズにおける「サカナ釣り」に難しい説明は要りません。ゲーム内で釣ることのできるサカナは全て現実世界にも存在する魚ですが、エサやルアーなどは存在せず、川や海に見える魚影に向かって竿を振るい、魚が食いついた瞬間にボタンを押すだけ、という簡単な仕様になっています。

 今作『あつ森』のサカナ釣りでは、サカナをおびき寄せる「まきエサ」が登場していますが、それでも文章で表すと単調に見えるかも知れません。ですが、SNSでは「サカナ釣りをしてたら1日が終わってた」、「(サカナ釣りをしすぎて)コントローラーの振動から何が釣れるか分かるようになってきた」といった声もあがるほど、多くのプレイヤーを夢中にさせる面白さを持っているのです。

 釣れたレアなサカナは高額で売る事ができるため、ゲーム序盤は「効率の良いお金(ベル)稼ぎ」といった側面が強いのですが、知らないサカナが釣れたことに興奮を覚え、果ては川や海に表示される魚影ばかりを目で追うようになるケースも。

 大きな魚影にもかかわらず凡庸な魚が釣れてしまった時の悔しさは、経験したプレイヤーなら分かり合えるでしょう……。気がつくと目当ての魚が釣れるまで粘ってしまい、のめり込むようにプレイしてしまうのです。

 今作でも、博物館に「ムシ」「サカナ」「かせき」を寄贈できるシステムがあります。グラフィックがさらに美しくなった『あつ森』では、寄贈品のリアリティも圧巻といえるものです。博物館の展示物を豊かにしたくて、釣り竿ばかりを振るっていた人も多いのではないでしょうか。

『あつ森』はプレイヤーの趣向に沿った島ライフを、思いのままに楽しめるゲームです。まる1日魚を釣って過ごす……そんなスローライフも『あつ森』の世界は受け入れてくれるのです。 マグミクス編集部