兄弟子氷川きよしを思わせる歌い出し…19歳さわやか演歌歌手青山新デビュー「重圧あるけどいい歌を」

引用元:中日スポーツ
兄弟子氷川きよしを思わせる歌い出し…19歳さわやか演歌歌手青山新デビュー「重圧あるけどいい歌を」

 19歳のさわやかイケメン歌手、青山新(あおやま・しん)がシングル「仕方ないのさ」で2月にデビューした。「テイチクエンタテインメント創立85周年」と「芸映創立60周年記念」の2枚看板を背負った有望株。「誰にでも付く冠じゃない。プレッシャーはありますが、期待に応えていい歌を聴かせたい」と張り切る。

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 祖母の影響で小学4年生から週1回、カラオケ店に通った。レパートリーは物まね番組を見て好きになった演歌。「口ずさんでみたらスッと覚えやすくて」と五木ひろしや八代亜紀を歌うようになった。

 中学2年生だった8月、地元の千葉県浦安市で開かれたカラオケ大会で優勝。審査員の目に留まり、そのつてで12月から作曲家水森英夫さんに弟子入りした。14歳での入門は異例。「家が近く、通える距離だった」と環境に恵まれ、5年間レッスンを重ねた。

 昨年夏にデビューが決まり、今年からプロとして活動。初めての生放送や飛行機に緊張したが、「やっと人前に出られて、喜びを歌に乗せて爆発させてます」と多忙な毎日を楽しんでいる。

 その若さとは裏腹に、「仕方ないのさ」は渋いブルース。出だしの「仕方ないのさ 仕方ないんだよ」は、兄弟子である氷川きよし(42)のデビュー曲「箱根八里の半次郎」の「やだねったら やだね」をほうふつさせ、インパクト大だ。少し背伸びした大人の恋を描き、「主人公になりきって、若さとエネルギーをぶつけて歌い飛ばします」と意気込む。

 4月2日からは東海ラジオで初のレギュラー「青山新の歌う青春一直線!」がスタートする。身辺の変化に「感覚がまひしてフワフワしてる」と苦笑いしつつ、「言葉を選び、頭を回して臨みたい」と表情を引き締めた。5月27日には「東海ラジオ大歌謡祭2020」(日本特殊陶業市民会館)に出演する。