「校歌歌いたかった」「親に見せたかった」心残りの卒業式

引用元:TOKYO FM+
「校歌歌いたかった」「親に見せたかった」心残りの卒業式

TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」3月26日(木)の放送では、『SCHOOL OF LOCK! 卒業式』を開催。パーソナリティのとーやま校長が、新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で卒業式が短縮、中止となってしまったリスナーから届いたメッセージを紹介し、卒業を祝いました。【僕の学校は、規模を縮小して卒業式を実施することができました。僕の県は、コロナ感染者が比較的少ないので、親も出席OKでした。ありがたく思います。でも、ひとつだけ心残りがあります。卒業生全員で、校歌歌いたかったなぁ。もうみんなで歌うことは一生ないよなぁ。僕の学校だけじゃない、わかってるけど、こころ残りです。(福島県/15歳/男性)】

【私は卒業生ではないのですが、卒業式で『送辞』という大役を任されていました。ですが、コロナのせいで普通の在校生だけでなく、代表生徒の私ですら卒業式に出席することが出来ませんでした。送辞はビデオとなりました。卒業式当日、演台にたって先輩方の姿を見て話したかった。沢山気持ちを込めて話したかった。ビデオ撮影では、学年の先生方に囲まれ変に緊張したし練習もあまり出来ずに、上手く感情を込めることが出来なくて悔しかったです。もちろん卒業生の皆さんが1番悔しかったり悲しかったりすると思うんですけど、私もとても悔しかったし悲しかったです。(静岡県/14歳/女性)】

【私の学校では、卒業式は行われませんでした。卒業アルバムも卒業証書も、宅急便で送られてきて、全く卒業したという実感がありません。卒業式を行う予定だった日は3時間限定で校門に看板が設置されていましたが、先生がいるわけでもなく、クラスの人に会えるわけでもなく、校内にも入れませんでした。他県に進学してしまう友達にも、担任の先生にも会えないままで、さよならも感謝も伝えられていません。(福島県/18歳/女性)】

とーやま校長:地域によってもさまざまだし、地域の中でも学校によって対応が違うなか、わかってはいるけれど悔しい気持ち、無念の気持ちは……そりゃあるわな。卒業生も在校生も。実際の卒業式からは日にちが経ったかもしれないけど、どう考えても忘れられないしね。

本日の生放送教室では、“式に出たくても出られませんでした”というキミとの卒業式を、ラジオの中で行いたいと思っております。いろんな事情があって卒業式に出られなかったキミ、“卒業式なんて行きたくない”と思って出なかったキミ、でも本当は卒業式に出て、春を迎えたかったという気持ちが少しでもあるなら、俺はキミの卒業式をここで行って4月に向けてしっかり送り出したいと思っている!

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