釣りプロ引退の児島玲子、釣り人生23年回顧で涙「心を豊かにする遊び」 好きな魚はアジ

引用元:オリコン
釣りプロ引退の児島玲子、釣り人生23年回顧で涙「心を豊かにする遊び」 好きな魚はアジ

 タレントでプロアングラーの児島玲子(45)がMCを務める釣り番組『照英・児島玲子の最強 釣りバカ対決』(BS日テレ 毎週木曜)の最終回が25日、放送された。3月末をもって“プロアングラー”を引退することを発表している児島は番組で号泣し、釣り人生23年間を振り返った。

【写真】大粒の涙がポロリ…美女プロアングラーの児島玲子

 同番組は、芸能界きっての釣りバカ・照英と美人プロアングラー・児島が、腕に覚えのある釣り好きゲストとチームを組み、さまざまなルールで勝負。2017年10月の放送開始以来、児島プロは、釣りへの深い愛情、知識とテクニックで、番組ファンを魅了してきた。

 この日の放送は、2日間かけて相模湾を舞台に、児島プロVS照英軍団と前代未聞の1対4での戦いで、キンメやアカムツなどの高級魚が狙える「根魚五目」、釣ったイカを活餌にして大物を狙う「イカ泳がせハモノ」などで対決。照英軍団には、番組お馴染みの武蔵、杉浦太陽、水野裕子さんが参戦して、2日目からは児島の助っ人に秋丸美帆が加わった。

 最終決戦は照英軍団74ポイント、児島チーム50ポイントで、照英軍団が勝利し、2年半に渡る照英VS児島の最終戦績は照英50勝、児島45勝に。そして、番組の最後は照英が涙を流しながら手紙を朗読すると児島も号泣した。

 児島は「釣りは最高ですよね。始めた時も今も、小さなアタリに心をときめかせる瞬間があり、まったく変わらないんですよね。ちっちゃなアタリに喜びを覚えたり、釣れない日に悔しくなったり、そういう一つ一つの感情が豊かに表れるのが釣りだと思います」としみじみ。「釣りは心を豊かにする遊び。仕事は辞めますけど、一生釣りは自分の一番大事な遊びであり、自分にいろいろと教えてくれる遊びだと思っています。ありがとうございました!」と涙を拭った。そして、4月から新MCを秋丸が就任されることが発表された。

 また、撮影を終えたあとのインタビューでは「寂しい気持ちもありますが 、でも幸せなことだなとあらためて思います。これまで、本当にいろんな人に恵まれて支えられてきて、多くの人に育てていただいたことへの感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝。

 釣り人生23年で一番つらかったことや楽しかったことを聞かれると「つらかったことはいっぱいありましたが、何といっても自然条件ですね。私は特に寒いのが苦手なので、寒さには本当に苦しめられました。うれしかったことは、やはり人との出会いですね。釣りをやっていなければこんなにも多くの人と出会うこともなかったと思います。23年間やってきた分の仲間が全国各地にいるので、そのご縁は今後もずっと大切にしていきたい、私の一番の宝物です」と振り返った。

 また、今まで釣ってきた中で一番好きな魚については「釣って食べてということですと、スタンダードかもしれませんが、アジが好きですね。やっぱり釣りたてのアジは、全然違うんです」と話し「釣りたてのアジのおいしさには驚かされました。お刺身も美味しいし、アジフライとか大好きなんですけれど、釣ったばかりの魚をフライにして食べちゃうなんてこんな贅沢なことはないって思うくらいおいしいです。アジとかイワシとかサンマとか食物連鎖の下になる生き物なんですよね。そういう魚ってあらゆる魚に食べられていて、そうなるだけの栄養とか旨味があるんじゃないかなと思います」と説明。

 さらに「ちなみに釣って好きな魚はロウニンアジ(GT)という魚が大好きで、この番組ではできなかったんですけど、すごく大きくなる魚で、自分が好きで毎年毎年プライベートでも行ってる、もうルーティンワークみたいになっています」と熱弁した。

 児島の引退は、昨年10月に同番組内で「来年3月をもちまして(プロアングラーを)引退します」と発表し「20年以上、この釣り業界に携わり、全国各地、世界中をまわって釣りをしてきました。楽しいことや感動的な出来事、思い出がたくさんなんですが、この先の人生を想ったとき、また新たなことにもいろいろ挑戦していきたいなと思い、プロアングラーという仕事を引退したいなと思います」と説明。さらに収録後のインタビューで「20年以上この『釣り』という業界に携わり、自分が出来る事をやり尽くした、という感があります。今後の人生を想い、ここでひと息つき、自分を磨いたり、今まで出来なかった事にも挑戦したいと考え、引退を決意しました」と話した。