山崎賢人&松岡茉優、無観客は「不思議」 “いい経験”と前向き

引用元:オリコン
山崎賢人&松岡茉優、無観客は「不思議」 “いい経験”と前向き

 俳優の山崎賢人、女優の松岡茉優が25日、都内で行われた映画『劇場』(4月17日公開)の完成記念イベントに登場。新型コロナウイルスの影響で無観客の中実施されて、無人の会場に驚いていた。

【写真】2階席も…”無観客”で舞台挨拶を行った山崎賢人、松岡茉優ら

 多くのイベントでは最近、観客の呼び込みをせずに報道媒体のみだけ参加する現場があるため、無観客の取材案件は珍しくない。しかし、映画館の客席が空席で、さらに、ステージ上ではなく、客席側に特設ステージが設置され出演者が登壇、客席に座りながらトークをするのは異例だ。

 山崎は「本当はお客さんに観ていただきたかったのですが、このようなご時世で、(無観客イベントが)初めて経験する完成披露となり、えっと…」と驚き。共演者の寛一郎も「いや~、慣れないですよね。お客さんがいない中での舞台あいさつって…」と戸惑っていた。

 「悲しいよね…」と山崎が言うと、寛一郎は「悪いことをしていないけど、なんか謝罪会見みたいになってる」と自虐。すると松岡は「こういうところでは、やらないと思うけど…」と苦笑いを浮かべた。

 立って一言あいさつを終えると、客席に座りトークを展開することになり松岡は「わ~、すごい不思議。ここからの景色を見せてあげたい。不思議な気分だ~」と貴重な体験ににっこり。山崎も「お客さんがいない劇場というのは、寂しいと思いました。お客さんに観てもらって、作品って成立するんだなと思いました」とファンに支えられていることを実感し、無観客イベントを前向きに捉えていた。

 同作は、又吉直樹の恋愛小説を映画化したもので、又吉にとって初の恋愛小説となった作品。社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な売れない劇作家・永田(山崎)と女優を夢見る女子大生・沙希(松岡)との不器用な恋が描かれたストーリー。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記