『ファイナルファンタジーVII リメイク』が1つの大きなゲームではなくエピソード形式になる理由をプロデューサーが説明

引用元:IGN JAPAN
『ファイナルファンタジーVII リメイク』が1つの大きなゲームではなくエピソード形式になる理由をプロデューサーが説明

オリジナルの『ファイナルファンタジーVII』のディレクターで、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のプロデューサーの北瀬佳範が、このリメイク作品をエピソード形式でリリースする理由について説明した。新しいインタビューでは、神羅カンパニーのビルにまったく新しいフロアが加えられていることも明らかになった。
スクウェア・エニックスのブログのインタビューで、プロデューサーの北瀬佳範は、オリジナルのゲームのコンテンツをカットせず、さらに新しい要素を加えつつ、すべてをできるだけ高いクオリティで再現するためには、複数のエピソード形式にするしかなかったと説明している。

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「現代のゲームとして(ゲーム全体が1つのリリースとなる)作品を制作すると、最高画質にすることは不可能ですし、オリジナルのエリアやシーンのいくつかをカットしなければならなくなります」と北瀬は言う。「1作品としてのリリースを実現できるようにすると、でき上がったゲームはオリジナルのダイジェストのようになってしまうでしょう。私たちはそれではファンのみなさんに喜んでもらうことができないと考えたのです」
4月に発売されるリメイクプロジェクトの最初のリリースに入っているのは、オリジナルのゲームのミッドガルの部分。北瀬の説明によると、新しいテクノロジーで作られたオリジナルの内容すべてが含まれているという。
「ミッドガルのセクションの間には、ほのめかされてはいるものの、実際には登場していなかったものがたくさんあります」と北瀬は言っている。「それは、私たちがリメイクで表現したかったものです。そういった隙間をすべて埋めるために、町のさまざまな部分がどんなふうにつながっているのかを見せるために、そして、連続した体験にするために、です」
リメイクで作られるエリアの1つは神羅カンパニーのビルのまったく新しいフロアで、リメイクの共同ディレクターの浜口直樹によると、「オリジナルにはなかったクライマックス」が加わっているそうだ。
おもしろいことに、このフロアを探検するにはレッドXIIIが必要になるようなのだ。レッドXIIIは『ファイナルファンタジーVII リメイク』ではプレイできるキャラクターではないとスクウェア・エニクスは明言していた。「このフロアを進んでいくためのカギは、レッドXIIIの独特の身体能力を使って、そこにある障害を乗り越えることにあります」と濱口は言っている。「プレイヤーがこういったヒーロー的体験をできることで、ファンのみなさんにはきっと喜んでいただけると思います」

追加されたものの中には、「エンドコンテンツ」もある。濱口はそれがどういったものであるかについてはインタビューでも明らかにしていないが、「ファイナル・ファンタジー」シリーズのほとんどのゲームではおなじみとなっているように、戦うボスがさらに何人か登場するのかもしれない。
さらなる情報は、新型コロナの影響で海外でのパッケージ版の入手が予定より遅れる可能性もチェックしよう。 Matt Purslow