美容家・佐伯チズさん、「筋萎縮性側索硬化症

引用元:スポーツ報知
美容家・佐伯チズさん、「筋萎縮性側索硬化症

 美容家の佐伯チズさん(76)が23日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを明らかにした。

 佐伯さんは業務提携するマネジメント事務所を通じてマスコミ各社に自筆署名入りのファクスを送付し、「半年ほど前から右脚に違和感を感じ、昨年末には思うように動かすことができなくなりました。いくつかの病院で精密検査を受けました結果、『筋萎縮性側索硬化症(ALS)』と診断されました」と報告。

 「現在は自分の力では歩くことが難しく、車椅子で移動をしています。これまでのようにハキハキとお話することも徐々に難しくなってきました。多くの方の肌に触れてきた指や手も、思うように力を込めることができなくなっています」と明かした。

 「想像していたよりも進行が早く、ご期待にお応えできなくなってしまったお客さまや、講演会などを楽しみにして下さっていたファンの皆さまには、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

 その上で「厳しい状況であることに違いありませんが、幸い目と五感、知識はこれまでと変わらず健やかな状態を維持できそうです」とコメント。

 「2003年にDiorを定年退職し、美肌師/美容家として独立してから、早いもので17年という月日が経ちますが、おかげさまで、支持してくださるたくさんのファンの方、佐伯式を紡いでくれる多くの愛弟子たちにも恵まれました」とし、「『ひとりでも多くの方をキレイにしてさしあげたい』という想いは、今の状況下にあっても変わりません、夢は薬。諦めは毒。この宿命を受けとめ、病と向き合いながら、私にできる活動を続けてまいります」とした。

 そして「また、ALSという病についても、ひとりでも多くの方に知っていただけますように、また近い将来、治すことのできる病となりますように、少しでもお役にたてればと思います」とつづり、「どうか皆さま、これからも変わらず、ご支援とご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます」と呼びかけた。

 また自身の公式サイトでも「今後に関しましては、本人の意思を尊重し、病と向き合いながらとなりますが、国際美容家/美肌師としての活動を可能な限り継続させていただく所存です」としている。 報知新聞社