だから萩原聖人はかっこいい 渾身のオーラス逆転劇でセミファイナル初トップ「アベンジはこれから」/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
だから萩原聖人はかっこいい 渾身のオーラス逆転劇でセミファイナル初トップ「アベンジはこれから」/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナル・3月21日の2回戦で、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)がセミファイナル初勝利をつかみ取り「雷電のアベンジはこれから」と力強くファンに誓った。

【映像】萩原聖人、渾身の勝利!

 全16戦という短期決戦のセミファイナル。7戦消化したこの日の1試合目まで、トップはおろか連対すら無かったチームに希望の光を灯したのは「奇跡を祈るにゃまだまだ早い」と対局に臨んだ萩原だった。

 対局者は起家から萩原、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。

 2着目で南1局の親番を迎えていた萩原は、發がトイツの配牌をもらった。思うようにツモが伸びてこないため、發を仕掛けて連荘を第1目標に置くことも出来た。だが6巡目に白鳥から發が出てもスルー、8巡目に内川から2枚目の發が切られても悠然と見過ごした。我慢の末、14巡目にメンゼンでテンパイにこぎつけると「これぞ雷電の麻雀」と言わんばかりにリーチを敢行。みごとリーチ・ツモ・ドラ・裏ドラの1万2000点に仕上げ、2万2200点差あったトップ目の小林に6000点差まで詰め寄った。

 南1局1本場では、9巡目に東・白・ドラ3の親満テンパイを入れたが、トップ目だった小林のツモ・平和にかわされた。続く南2局、14巡目にテンパイを入れるとヤミテンに構え、タンヤオ・平和・赤2・ドラで8000点の加点に成功。小林とは3800点差の2着目で迎えた南4局では、發・赤2で3900点をツモり上げる逆転劇で、チームに待望のセミファイナル初勝利をもたらした。

 「二足の革靴」と自称する俳優業でもしっかり役目を果たし、もう一足のMリーガーとしても、これ以上離されると逆転が苦しい状況に追い込まれるところでの価値ある勝利。インタビューでは、發を鳴かなかった南1局を振り返り「うちの人は誰も鳴かない」とチームメイトの瀬戸熊直樹(連盟)も黒沢咲(連盟)も同じ打ち筋であると断言。“魅せて勝つ”を信条とする雷電の麻雀で勝てたとことを喜びながらも口元を引き締めた。

 ファンも「やっぱハギーは終盤強いな」「萩原かっこいい」「さすがスター」と昨シーズン最下位からのアベンジを願っている。【福山純生(雀聖アワー)】

1/2ページ