ヒョンビン&ソン・イェジン、「熱愛疑惑? 相性は抜群」=新ドラマ「愛の不時着」

引用元:WoW!Korea

tvNの新週末ドラマ「愛の不時着」の制作発表会が、9日の午後1時30分にソウル鐘路(ジョンノ)区にあるフォーシーズンズホテルで開かれた。イ・ジョンホ監督と韓国俳優ヒョンビン、ソン・イェジン、キム・ジョンヒョン、ソ・ジヘが参加し、ドラマを紹介した。

【画像】tvN新土日ドラマ「愛の不時着」の制作発表会

「愛の不時着」はある日突風によるパラグライディングの事故で北朝鮮に不時着した財閥のお嬢様ユン・セリ(ソン・イェジン)と、彼女を隠して守っているうちに恋に落ちてしまう北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の極秘ラブストーリーだ。

豪華ラインナップで注目を集めている。ドラマ「星から来たあなた」、「青い海の伝説」などを執筆したパク・ジウン作家の新作であり、「グッド・ワイフ」、「ライフ・オン・マーズ」、「ロマンスは別冊付録」などで洗練された演出力を見せたイ・ジョンホ監督が演出を担当した。ヒョンビン、ソン・イェジン、キム・ジョンヒョン、ソ・ジヘが出演する。

ヒョンビンはドラマで秀麗なルックスに最新鋭の実力を備えた特級将校リ・ジョンヒョクに扮し、留まるところを知らない魅力を予告した。韓国の上位1%に含まれる財閥の令嬢ユン・セリ役のソン・イェジンは、これまで見たことのない元気なロマンスコメディの女神に変身した。

ヒョンビンも「パク・ジウン作家の文章自体がとても面白く、何より想像もつかないような背景の話だったので心を惹かれた。多くのシーンで予想外のストーリーで展開していくところが面白かった」と話した。

また「これまで上昇志向の強い人物を演じることが多かったが、明るくて軽い、軽快な人物を演じたいと思っていたところで『愛の不時着』のリ・ジョンヒョクに出会った」と話し、キャラクターへの愛情も見せた。

ヒョンビンは映画「コンフィデンシャル」に続き、二度目の北朝鮮の軍人役を担当する。「職業上、堂々として無口で強引なキャラクターになりがちだが、他とは違って『愛の不時着』は軍人でない姿もある。リ・ジョンヒョクは温かく、純粋で、天然な面もあるので、どのように演じるか悩んでいる。そういう点が『コンフィデンシャル』とは違っている。リ・ジョンヒョクという人物は演技する上で、大きなポイントになると思っている」と説明した。

ソン・イェジンは「シナリオを見る前に初めてあらすじを読んだ時、奇抜なアイディアに興味を持った。普段は客観的に台本を読むが、ユン・セリだけでなくすべてのキャラクターが迎える状況やセリフがあまりに面白かったので、演じたくなった」と明らかにした。

また「ユン・セリが成功しか知らない人物だったのに、事故で北朝鮮に行ったことで変わっていくセリの姿が、マヌケだけど面白く、魅力的に見えた」と付け加えた。

ヒョンビンとソン・イェジンは2017年の映画「ザ・ネゴシエーション」以来の再会を果たした。ヒョンビンは「『ザ・ネゴシエーション』という作品で二元撮影をしたため、2人が別々に撮影する時間がほとんどだった。同じ空間で息を合わせてみたかった。違う雰囲気の作品でまた共演できたらと思ってはいたが、こんなに早く実現するとは」と話した。

続けて「本当にいいパートナーだし、同じ空間で演技をしてみたらより多くのことが見えて、俳優として学ぶこともあった。考えさせられることも多かったし、刺激も受けている。そこが『ザ・ネゴシエーション』とは違う」と話した。

ソン・イェジンも「こんなに早く共演するなんて縁があるようだ。このシナリオを読みながらヒョンビンさんとリ・ジョンヒョクがお似合いだと思っていたら、本当に共演することになった。映画ではぶつかるシーンがなかったので、息を合わせたとは言えなかったが、『愛の不時着』では息ピッタリで演技している」と伝えた。

また出演するにあたって話し合いをしたかという質問にソン・イェジンは「相談はしなかったが、共演できたらいいなと思っていた」と答えた。

特にヒョンビンとソン・イェジンの共演に関心が集まっているのは、2人の熱愛疑惑が二度もあったからだ。ヒョンビンとソン・イェジンは『ザ・ネゴシエーション』で共演し、昨年と今年の1月に二度の熱愛疑惑が持ち上がったが、2回とも「事実無根」と否定していた。

ヒョンビンは熱愛疑惑に関する質問に「知らないうちに熱愛の報道がされていたが、ご存知のとおり笑って受け流していた。作品選びに支障をきたすことはなかった。親しいし、もう一度共演したかったので、喜んで作品を決めた」と答えた。

ソン・イェジンも「私も同じだ。ロマンチックコメディで共演したかった。迷いはなかったし、いい作品だったので、共演しようと思った」と続けた。

イ・ジョンホ監督も熱愛疑惑でキャスティングに影響があったかという質問に「ポジティブに捉えた。2人の組み合わせがいいと思っていたので、プラスに考えるようにした」と話し、出演者を笑わせた。

ソ・ジヘはドラマの中で高位の軍人である父と平壌の最高級デパートの社長である母のもとで育った“ワナビー ミュージシャン師団”として登場する。彼女は財力と美しさを兼ね備え、環境より自身の実力でトップに上り詰めた才色兼備な人物だ。

ソ・ジヘは「私が今までできなかったキャラクターなので、参加することにした」と出演の感想を述べた。

キム・ジョンヒョンは昨年の9月に健康上の理由で出演していたMBCドラマ「時間」で途中降板をした。その後活動を休止し、回復に努めてきた。1年ぶりに「愛の不時着」で復帰する。彼はドラマで韓国の塾業界にすい星のごとく現れた若手実業家ク・スンジュンを演じ、甘いマスクで頭がきれ、トーク力も抜群なヤング&リッチのラスボス級の演技を見せてくれる。

キム・ジョンヒョンは「恐れ多いし、重い気持ちだ。それでも多くの方の配慮で健康状態はだいぶ回復した」と復帰の感想を述べた。

さらに「俳優が作品に演技で近づいていくが、そのなかには多くの緊張感もあると思う。慎重に念を入れて作品をとおして挨拶したい気持ちだ。心配していただいてありがたいし、迷惑をかけてしまって申し訳ない。活躍をお見せできるよう、頑張りたい」と付け加えた。

「愛の不時着」は北朝鮮を背景としたロマンチックコメディだ。この部分についてイ・ジョンホ監督も演出の上で悩んだことがわかる。監督は「ただのロマンチックコメディだと思っていたが、背景が北朝鮮だと知って『演出が可能なのか? 』と心配だった」と話した。

そして「台本とあらすじを読んで、ファンタジーだと思った。愉快で元気なロマンチックコメディだ。4人の俳優と作品を共にできて、楽しく撮影できている」と述べた。

「北朝鮮という素材に抵抗があるかもしれない。北朝鮮という国は実際に存在する国ではあるが、ドラマでは4人が恋愛をするための断絶された空間であるという点を理解して見てほしい。北朝鮮の生活も出てくるが、ロマンスと合わさることで、面白い要素としてドラマを構成してくれている」と伝えた。

ドラマは14日が初回放送だ。