トミーズ雅、14時間半の大腸がん手術を告白「生還してまいりました~」

トミーズ雅、14時間半の大腸がん手術を告白「生還してまいりました~」

 人気漫才師のトミーズ雅(60)が21日、MCを務める毎日放送の関西ローカルのレギュラー番組「せやねん!」(土曜前9・25)に電話出演し、早期の大腸がんで手術を受けたことを明かした。

 番組前の生スポットで相方のトミーズ健(60)が「あの~、雅ががんになりました。きょうは休んでます」と報告したのを受け、放送開始すぐに電話出演すると「おっはよ~! 生還してまいりました~」と登場。

 「健は最低です。2月25日(に告知されて)一番ショックの時、電話したのに、1週間後『転移はありません』と言われて“僕、まだ生きれるんや。健ちゃん、転移してなかってん”って言うと『よかったなぁ、奥さん』。そこで切れてな。『おまえ、どういうことやねん!?』。大きい声で病院の前で『おれや~!!』と」

 シビアな報告を相方が雅の妻のことだと勘違いしていたと笑わせた雅。大阪市内の病院で17日に14時間半の手術を受け、「腸を55センチ」切除したという。

 「腸が届かへんようになるから先生がロボットで手術すんねんけど、届くように腸をはいでいくのよ。5時間くらいかけたら肛門に届いてん」

 関係者によると、最新鋭の手術支援用ロボットで腹部にわずかな複数箇所の穴を開ける腹腔(ふくくう)鏡手術を行い、大腸内の離れた2カ所にできていた大腸がんを患部も含め約55センチ切除して肛門とつなげた。10日間は絶食するが、手術翌日の18日から歩行のリハビリも始めている。

 早期発見をサポートしたのは妻。同番組のロケでプロ野球の沖縄キャンプを訪れた2月10日、宿泊先のホテルで血便が出た。

 「血便というか血が出たのよ。ふいて分からんにしようとしたら、嫁さんが(便器の)縁に赤いのがついてて、『絶対病院行って』と」

 昨年11月、数十万人に1人が患うとされる動静脈瘻(どうじょうみゃくろう)で、右頭部のバイパス手術を受けた際も、「頭をさわって『なに、このドクドクしてんのは』って。2回助けられました」と妻に感謝。

 さらに雅は、「(臨月の)三女の予定日が12日やったのよ。なんも言わんで生んでくれと思てたら、きのう生まれた。火曜日に手術して金曜日に娘が出産。すごい1週間やわ」とうれしい報告も。お茶の間に、あくまで明るく気丈に生還を報告した。