俳優座「マクベスの悲劇」開幕。舞台で殺菌作用ある水を使用。キスシーンは変更せず

引用元:スポーツ報知
俳優座「マクベスの悲劇」開幕。舞台で殺菌作用ある水を使用。キスシーンは変更せず

 劇団俳優座公演「マクベスの悲劇」(演出・森一、4月3日まで)が20日、東京・六本木の俳優座劇場5階稽古場で開幕した。当初15日に始まる予定だったが新型コロナウイルス感染症拡大防止で初日が延長になっていた。

 予防として15の対策が取られている。受付ではスタッフはマスクだけでなく手袋使用で対応。観客はマスク着用での観劇が義務付けられているが、口の中の乾燥を防ぐため、キャンデーも用意された。また空間密度を減らすため、本来100席のところ、70席に。客席を詰めず、間隔を空けて座っている。

 16日には専門の業者により、劇場内を隅々まで消毒する作業を行った。小劇場のため、舞台と客席が大変近く、演出上、本水を使用。前列の客には水しぶきを遮るビニールが配られた。水は、殺菌作用のある安定化二酸化塩素が含まれたものが使用されている。出演者の芝居では、マクベスとマクベス夫人のキスシーンや抱擁シーンが何度も出てくるが、演出は変更せずに行われている。 報知新聞社