新型コロナウイルスで延期となったゲーム開発者カンファレンス「GDC」が8月に「GDC Summer」として開催決定

新型コロナウイルスで延期となったゲーム開発者カンファレンス「GDC」が8月に「GDC Summer」として開催決定

 Game Developers Conference(GDC)のオーガナイザーであるInforma Techは、「GDC Summer」を8月4日から6日まで開催することを発表した。会場はサンフランシスコのモスコーニ・センターとなる。

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 新型コロナウイルスの感染拡大によるGDCの延期にともない代替えとなる講演のストリーミング配信が実施されが、事前に告知されていたように夏に通常のGDCとほぼ同等のイベントが行われる運びとなった。

 「GDC Summer」開催に際し、Informa Techは安全性がイベントの最大の関心であると語っている。GDCチームは引き続き保健当局からの最新情報を監視し、GDC Summer、GDC 2021以降のすべての人にとって安全なイベントを確保する事を約束するという。

 GDCは毎年3月頃に行われる、おもにゲーム開発者向けのイベントだ。ゲーム業界人による講演やゲームの展示、商談などが行われる。GDC 2020は新型コロナウイルスの影響でマイクロソフトやソニーといった業界大手を中心に参加を見合わせる動きが加速し、最終的にGDC自体は延期され、講演はストリーミング配信されることとなった。

 ストリーミングでは多数の講演のほか、「Game Developers Choice Awards」も放送。ゲーム・オブ・ザ・イヤーに『Untitled Goose Game』が選ばれた。また、画期的なゲームデザインを行い、ゲーム業界の発展に貢献した開発者を称えるパイオニア賞が『King’s Quest』などのデザイナーロベルタ・ウィリアムズ氏に贈られている。

 また、Steamでは出展の機会を失ったインディゲームをオンラインで体験できる「ゲームフェスティバル:スプリングエディション」が開催され、参加予定だったゲーム開発者への支援が行われた。

 GDC Summerは現在チケットを販売中だ。7月10日までは早期購入特典で大幅に値引きされているので、参加予定の方は早めの購入をお勧めしたい。

ライター/古嶋 誉幸 電ファミニコゲーマー: