嵐が’19アルバム売り上げで世界1位!日本アーティスト初受賞

嵐が’19アルバム売り上げで世界1位!日本アーティスト初受賞

 嵐が世界一! 国際レコード産業連盟(IFPI)は19日、昨年発売された人気グループ、嵐のデビュー20周年記念ベスト盤「5×20 All the BEST!! 1999-2019」が2019年のトップセラーアルバム賞を受賞したと発表した。約330万枚のビッグセールスを記録し、日本のアーティストで初の受賞。今年末に活動休止する国民的グループが、新型コロナウイルス禍の日本に明るい話題をもたらした。

 嵐が新たな金字塔を打ち立てた。

 昨年6月26日に発売された同作は、1999年のデビュー曲「A・RA・SHI」からの全シングルを網羅し、4枚組で64曲を収録。ファンにとっては永久保存盤といえるベストアルバムで、同10月16日発売のビデオクリップ集と合わせて約330万枚を売り上げ、2019年に世界で最も売れたアルバムとなった。日本レコード協会によると、国内ではベスト盤が200万枚以上、ビデオクリップ集は75万枚以上が出荷されている。

 米歌手のテイラー・スウィフト(30)、レディー・ガガ(33)、ビリー・アイリッシュ(18)、アリアナ・グランデ(26)や韓国人気グループのBTSといった世界的ビッグアーティストのアルバムを抑え、嵐が堂々のナンバーワン。日本のアーティストでは初の世界一だ。

 IFPIのフランシス・ムーアCEOは「嵐は20年間の音楽活動を通じてアジア全域に巨大で熱狂的なファン層を築いてきた。彼らの驚異的な売り上げを誇る作品群と長いキャリアの証として、嵐の本賞の受賞を祝福したい」と賛辞を贈った。

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、コンサートやイベントも次々と中止や延期を余儀なくされ、嵐も今春に予定していた中国・北京での公演が中止になった。音楽業界が大きな打撃を受けている中で、嵐がもたらした明るいニュース。世界一の称号を手に入れた5人は、12月31日まで全力で突っ走る。