50本以上の注目インディーゲーム体験版がSteamでプレイし放題。4日間にわたり「ゲームフェスティバル:スプリングエディション」が開催中

50本以上の注目インディーゲーム体験版がSteamでプレイし放題。4日間にわたり「ゲームフェスティバル:スプリングエディション」が開催中

 Steamにて、多数のPC向けインディーゲームの体験版をプレイできる「Steamゲームフェスティバル:スプリングエディション」が3月19日よりスタートした。日本時間3月24日午前2時まで開催される。

【この記事に関連するほかの画像を見る】

 イベント特設サイトには60本以上の注目インディーゲームが並び、そのうち50本以上が無料の体験版を公開している。また、開発者が体験版をプレイするストリーミング配信も順次実施中。体験版はイベント終了までの4日間で遊びきれるか心配になるほどの量だ。

 「Steamゲームフェスティバル:スプリングエディション」は、2019年12月にThe Game Awardsにあわせて行われた「Steamゲームフェスティバル」に続く第2弾のオンラインゲームイベントだ。

 今回は「Game Developers Conference 2020」(以下、GDC)の開催がオンライン化された影響で、現地で行われるはずだったインディゲームショーケースの「Indie MEGABOOTH」、「Day of the Devs」、「The MIX」といったイベントが中止になった。それを受け、The Game Awardsのホストとして有名なジェフ・キーリー氏が呼びかけ、GDCと同じくオンラインでゲームを披露する機会を設けた。

 Indie MEGABOOTHからは、美しい2Dピクセルアートが特徴的なパズルアドベンチャー『Evan’s Remains』や、ミニマルな3Dアートが目を引くワイナリー経営シム『Hundred Days – Winemaking Simulator』、ペルーの民話を元にしたという少しめずらしい協力プレイ可能な2Dアクションゲーム『Tunche』の体験版が公開中。中でもプレイしておきたいのは、遠近法を利用した一人称視点パズルゲーム『Superliminal』だろう。

 女性やマイノリティのゲーム製作を支援するWINGS FUNDからは3本の作品が登場。60歳以上の男女の恋愛シミュレーション『Later Daters』やキリンの名探偵が1920年代をイメージした動物の世界で謎を解く『Lord Winklebottom Investigates』などの体験版がプレイ可能だ。

 Double Fineとiam8bitがホストする「DAY OF THE DEVS」は特設サイトをSteamに設け、独自にライブストリーミングを行っている。プレイできるデモは謎の生物となって人間を襲うリバースホラー『CARRION』や、可愛らしい犬の絵描きとして魔法の絵筆を使って世界から失われた色を取り戻すアクションゲーム『Chicory: A Colorful Tale』などがある。

 海外メディアIGNのオフィスからイベントが始まった「The Mix」では、コミックブックをイメージしたかっこいいグラフィックのアクションゲーム『Liberated』、レトロな2Dグラフィックの横スクロールアクション『Jay and Silent Bob: Mall Brawl』、壊れかけの飛行機を修理しながら世界を駆け回る『Hazel Sky』などのデモがプレイできる。

 オンラインでの開催となったGDC 2020の講演は公式Twitchチャンネルで見ることができる。これらの講演はすべて後日YouTubeの公式チャンネルにもアップロードされるため、見逃した方はそちらもチェックしてほしい。

ライター/古嶋 誉幸 電ファミニコゲーマー: