『相棒18』不調の原因は“花の里”ロスだった 全20話平均14.8%

引用元:オリコン
『相棒18』不調の原因は“花の里”ロスだった 全20話平均14.8%

 テレビ朝日系ドラマ『相棒season18』の最終回スペシャルが18日(後8:00~10:09)に放送され、番組平均視聴率13.8%で幕を下ろした。最高視聴率は午後10時8分にマークした19.1%。レギュラーキャストの“卒業”など、大きなトピックがなかった今シーズン、全20話(元日スペシャル含む)の平均は14.8%だった。

【写真】新しい小料理屋の女将を演じる森口瑤子

 最終回は、主人公・杉下右京(水谷豊)の“推理力減退疑惑”をフックに、物語が展開。その噂は警視庁内に広がっており、その発信源として右京が指摘したのは、2代目の相棒・神戸尊(及川光博)。右京の調子がいまひとつなのは、行きつけにしていた小料理屋「花の里」が閉店してしまったからではないか、というのだ。

 神戸が特命係にいた頃、もともと右京の元妻・宮部たまき(益戸育江)が営んでいた小料理屋「花の里」が閉店したことがあった。同シーズン途中で2代目女将として月本幸子(鈴木杏樹)が引き継ぐまで、「花の里」ロスで、らしくないミスを犯していたことを現在の相棒・冠城亘(反町隆史)に吹き込み、亘が青木年男(浅利陽介)や組対五課の“ヒマ課長”こと角田課長(山西惇)に相談したことで、一気に噂が広がったようだ。

 2代目女将の幸子は『season17』第19話で店を閉め、新たな道を歩むことに。結果、今シーズンは初回から「花の里」のようなホッと一息つける場所がないまま、最終回を迎えていた。最終回では、右京を心配して(?)、警視監・甲斐峯秋(石坂浩二)が元芸者の小出茉梨(森口瑤子)が新たに開く小料理屋を紹介。「花の里」に代わる店が見つかったことで、右京の推理力も回復(?)。内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)が高笑いする後味の悪さを残しつつも、殺人事件の犯人は逮捕された。最後は茉梨の店で神棚に向かって手を合わせ、今後の“繁盛”を祈って『season18』を締めくくっていた。