『るろうに剣心』に有村架純!原作ファンに人気のキャラ、雪代巴役

『るろうに剣心』に有村架純!原作ファンに人気のキャラ、雪代巴役

 女優、有村架純(27)が、7、8月に連続公開される映画「るろうに剣心」の最終章に出演することが18日、分かった。佐藤健(30)演じる伝説の人斬り、緋村剣心の元妻で剣心に斬殺される悲劇のヒロイン、雪代巴役。原作ファンの間でも人気の高いキャラクターの1人で、誰が演じるか注目を集めていただけに大きな話題となりそうだ。

 今年デビュー10周年の架純が、世界でも大人気の“るろ剣”をはかなさが漂うクールな演技で盛り上げる。

 「るろうに剣心」シリーズは漫画家、和月伸宏氏(49)の剣客漫画が原作。明治維新後の日本を舞台に、「不殺」を誓った伝説の人斬り、剣心の活躍を描く作品だ。

 映画版は、2012年と14年に3作品が製作され、累計興行収入は125億円を突破。北米や英国、韓国など100カ国以上でも配給された。

 今回6年ぶりとなる新作&完結編として、7月3日に「-最終章 The Final」、8月7日に「-最終章 The Beginning」が公開。前者では剣心と最強の敵・雪代縁(新田真剣佑、23)の壮絶な対決などを描き、後者では謎に包まれた剣心の幕末時代に迫る。そのなかでキーマンとして登場するのが、有村が演じる剣心の元妻、巴だ。

 幕末、剣心が人斬り抜刀斎として恐れられていた頃、唯一心を許した女性だが、あることで愛する剣心に斬られ悲劇の最期を遂げる。剣心が「不殺」の境地に至るきっかけを作った女性でもあり、原作ファンの間でも人気は高い。

 重要な役どころを担う有村はオファー時について「原作や映画ファンの方から大切にされている作品で、うれしいという思いもありましたが、大きなプレッシャーも感じました」と述懐。「(佐藤は)剣心の始めの役作りは巴からスタートしているとお話しされていて、その言葉の重みを深く受け止めました」と振り返った。

 撮影は18年11月から7カ月にわたり敢行。シリーズものに途中から参戦するのは難しいと言われるが、主演の佐藤は有村との共演について「今思い返しても、あんなにも美しく、そしてはかない時間を過ごした経験はありません」と振り返り、有村との渾身の演技に手応えを感じていた。