佐藤健演じる剣心の妻・雪代巴役に有村架純が決定!『るろうに剣心 最終章』巴姿のビジュアル到着

引用元:Movie Walker
佐藤健演じる剣心の妻・雪代巴役に有村架純が決定!『るろうに剣心 最終章』巴姿のビジュアル到着

シリーズ累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を超えるヒットを記録した「るろうに剣心」シリーズの最新作にして完結作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』がそれぞれ7月3日(金)と8月7日(金)に公開される。このたび、主演の佐藤健演じる主人公、緋村剣心の妻である雪代巴を有村架純が演じることが発表され、あわせてその姿を捉えたビジュアルが到着した。

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神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみのキャスト陣が続投し、さらに剣心の“十字傷の謎”を知るシリーズ史上最恐の敵“縁”を新田真剣佑が演じることが発表され話題を集めている本作だが、このたび最終章2作品の重要人物である雪代巴を有村架純が演じることが発表された。

有村演じる巴は、明治時代が舞台の『The Final』と幕末が舞台となる『The Beginning』の2つの時代をつなぐ重要なキャラクター。剣心が血も涙もない人斬り抜刀斎として暗躍した幕末の時代に、唯一心を許したにもかかわらず、その手で斬殺した剣心の妻で、剣心の頬の十字傷に深く関わっており、最終章『The Final』で縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係してくる女性である。

ファンの中でも高い人気を誇り、誰が演じるのか注目されていた巴役に有村をキャスティングした理由について、本作のプロデューサー・小岩井宏悦は「いよいよそのときが来たかと言うのが正直な感想でした。雪代巴、クールな表情の下に沸きたつような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で“有村架純”さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが“雪代巴”を見たのです。作品を観てもらえば、間違いなくその“ヒロイン力”にみなさん圧倒されると思います」と唯一無二のキャスティングだったことを明かしている。

熱烈なオファーを受けた有村は撮影現場で佐藤から『本当に大切に思っている作品で、7年前の“るろうに剣心”のはじまりの役づくりは巴からスタートしている』と聞かされ、「どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました」と共演を振り返る。

有村とは『3月のライオン 前編/後編』(17)以来のタッグとなった大友監督は「これだけドラマチックなヒロインにはめったにお目にかかれません。魂を込めて演じ切った有村架純さんの“巴”像を、一刻も早くみなさんにお披露目したい気持ちでいっぱいです」と有村の演技を絶賛するコメントを寄せている。

今回解禁されたのは、雪の情景のなかに佇み、遠くを見つめる巴のキャラクタービジュアル。儚くいまにも消えてしまいそうな表情の中に、強い意志をも感じさせる巴らしさを感じさせるもの。豪華キャスト陣とスタッフによって生みだされた迫力ある超高速アクションとエモーショナルな人間ドラマをぜひ見届けてほしい!

<スタッフ・キャストコメント>

●有村架純(雪代巴役)

「プロデューサーの方から『このエピソードは巴がいないと成り立たない作品だ』と言っていただきました。1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフのみなさんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました。佐藤さんと撮影現場でお話した際に、『本当に大切に思っている作品で、7年前の“るろうに剣心”のはじまりの役づくりは巴からスタートしている』とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、いまの剣心が出来ているという、その言葉の重みを深く受け止めました。どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました。アクションにしてもお芝居にしても、ご自身のなかで表現したいものが見えているからこそできることがたくさんあって、それを間近で拝見していると本当に尊敬しますし、改めてすごい役者さんだなと思いました」

●佐藤健(緋村剣心役)

「剣心の頬の十字傷は悲しみの象徴であり、この傷が残り続ける限り、剣心は悲しいんです。巴との出会いを経て、その十字傷に殺さずを誓った剣心は、市井の人々の平和を守るため流浪の旅をはじめます。これまでのるろうに剣心シリーズ3作は、そのような過去を経て流浪人になった剣心の、新たな冒険の物語でした。つまり、それらすべてを演じた僕のなかには、雪代巴という1人の女性が内包されていました。パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺したとき、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとするたびに、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました。『The Beginning』の撮影初日、僕のなかに7年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴としてはじめてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、いま思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません。そして剣心と同じく、巴に深く愛情を持つ男、雪代縁。『The Final』のクライマックスで縁との決闘を終え、彼と向き合い新田さんの目を見たときに、僕はこのるろうに剣心という物語の終幕を受け入れることができました。このシリーズに自分のすべてを捧げることができたと思っています。無事にこの映画が完成し、公開されることを願うとともに、支えてくださったすべてのみなさま、ともに闘った仲間たちに心から感謝します」

●大友啓史監督

「2020年、オリンピックイヤーに日本映画に新たな歴史を刻む本作にぜひ、ご注目ください!」(Movie Walker・文/編集部)