最低映画を選ぶ【ラジー賞】発表、映画『キャッツ』が今年最多の6冠に輝く

引用元:Billboard JAPAN
最低映画を選ぶ【ラジー賞】発表、映画『キャッツ』が今年最多の6冠に輝く

 ここ1年間で公開された最低映画を“表彰する”【ゴールデン・ラズベリー賞】こと【ラジー賞】の発表が行われ、映画『キャッツ』が、今年最多となる6冠に輝いた。第40回目となる今年の授賞式は、新型コロナウィルス懸念のため、中止となっていた。

 9部門にノミネートされていた映画『キャッツ』は、名誉ある<最低映画賞>に加えて、トム・フーパーが<最低監督賞>と<最低脚本賞>、ジェームズ・コーデンが<最低助演男優賞>、レベル・ウィルソンが<最低助演女優賞>、さらには“全ての半猫/半人の毛玉コンビ”で<最低スクリーン・コンボ賞>を受賞している。ジェームズとレベルに加え、ジョン・トラボルタとヒラリー・ダフも、その演技を“表彰”されている。

 他に複数の賞を受賞したのは、シルベスター・スタローンが、主演と脚本を務めた映画『ランボー ラスト・ブラッド』で、<最低リメイク/パクリ/続編賞>と<最も人命と公共物を軽視した最低作品賞>に選ばれた。

 唯一のポジティブな賞となる<ラジー名誉挽回賞>には、Netflix映画『ルディ・レイ・ムーア』で、主役を務めたエディ・マーフィーが選ばれている。

 
◎【第40回ゴールデン・ラズベリー賞】受賞リスト
<最低映画賞>映画『キャッツ』
<最低男優賞>ジョン・トラボルタ(映画『The Fanatic』&『ワイルド・レース』)
<最低女優賞>ヒラリー・ダフ
<最低助演男優賞>ジェームズ・コーデン(映画『キャッツ』)
<最低助演女優賞>レベル・ウィルソン(映画『キャッツ』)
<最低スクリーン・コンビ賞>全ての半猫/半人の毛玉コンビ(映画『キャッツ』)
<最低監督賞>トム・フーパー(映画『キャッツ』)
<最低脚本賞>トム・フーパー、リー・ホール(映画『キャッツ』)
<最低リメイク/パクリ/続編賞>映画『ランボー ラスト・ブラッド』
<最も人命と公共物を軽視した最低作品賞>映画『ランボー ラスト・ブラッド』
<ラジー名誉挽回賞>エディ・マーフィー(『ルディ・レイ・ムーア』)