繁殖のために人間を支配する植物…カンヌで女優賞受賞「リトル・ジョー」予告

引用元:映画ナタリー
繁殖のために人間を支配する植物…カンヌで女優賞受賞「リトル・ジョー」予告

第72回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いたエミリー・ビーチャム主演作「リトル・ジョー」の予告編がYouTubeで公開。ポスタービジュアルも到着した。

【動画】「リトル・ジョー」予告編(メディアギャラリー他3件)

本作は「幸せになる香り」を放つ新種の植物リトル・ジョーを開発した研究者であり、シングルマザーのアリスを主人公とする“ボタニカルスリラー”。彼女は、息子ジョーへの贈り物としてリトル・ジョーの鉢を自宅に持ち帰る。しかし香りを嗅いだジョーは奇妙な行動を取るように。ビーチャムがアリスを演じ、「007」シリーズのベン・ウィショーが助手のクリスに扮した。そのほかケリー・フォックス、キット・コナーが共演に名を連ねる。

予告編には、リトル・ジョーの花粉を吸い込んだジョーやクリスが、次第にいつもと違う様子を見せ始めるさまを収録。「繁殖するために人間を支配する」という文字も映し出された。また映像には海外の舞台や映画音楽を生前手がけた日本人作曲家・伊藤貞司の楽曲を使用。不穏な尺八の音色を聴くこともできる。あわせて公開されたポスターには「ゾッとする幸せ。」というコピーが添えられた。

「ルルドの泉で」のジェシカ・ハウスナーが監督を務めた「リトル・ジョー」は6月19日より東京・UPLINK渋谷、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。

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