東出昌大、仕事について「ひとつひとつが最後なのではないか…」と不安吐露

引用元:スポーツ報知
東出昌大、仕事について「ひとつひとつが最後なのではないか…」と不安吐露

 俳優の東出昌大(32)が17日、都内でナビゲーターを務めるドキュメンタリー映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」(20日公開、豊島圭介監督)の公開直前トークイベントに登壇した。今年1月に18年公開の映画「寝ても覚めても」で共演した女優の唐田えりか(22)との親密な関係が原因で、妻で女優の杏(33)と別居していることを報じられて以来、初の公の場。

 東出は現在、同作や18年放送のテレビシリーズから出演している映画「コンフィデンスマンJP-プリンセス編-」(5月1日公開)の公開が控えている。同イベント後の囲み取材では、今後の仕事についても質問が飛んだ。当初は「今の私の口から話すことは出来ません。今後、生きていく上で最善を尽くしていこうと思います」と話すにとどめたが、最後には「役がある限りは、役を全うしたい。今後の仕事のことは申し上げられませんが、あるのであれば、そのひとつひとつが最後なのではないか…」と、不安も口にした。

 東出の所属事務所は別居報道を受け、コメントを発表し「今回の記事に関して本人に確認いたしましたところ書かれている事柄はほぼ事実と判明しました」と説明。「これらのことは東出の愚かさ、未熟さ、責任感の欠如が引き起こした事柄だと思います。どのように非難されても弁解の余地はありません」とし、唐田との関係についても事実上認めていた。

 一方、杏は先月、文化庁主催のシンポジウムに参加。騒動について初言及し「ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません」と謝罪。夫婦の今後については「ゆっくり考えたい」と話していた。

 同作は学生運動が激化する1969年5月13日、武装化していた東大全共闘ら1000人超の学生が集まる討論会に、作家・三島由紀夫が単身乗り込み、母校の後輩たちへ2時間半の熱弁をふるった記録映像をもとにしたドキュメンタリー。当時の息づかいが伝わるような高精細な映像に加え、関係者の証言も収められている。東出は「三島由紀夫の一ファンでした。お話を頂いて、心が躍りました」と、オファーに感激したことを明かした。

 同イベントは一般観客を招待し、トークイベント付試写会を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、トークイベントのみ実施。会場には東出の話を聞こうと、多くの報道陣が詰めかけた。 報知新聞社