宝塚・月組トップスター珠城りょう来年2月退団 「月組のみんなが寄り添ってくれた」感謝の涙

引用元:中日スポーツ
宝塚・月組トップスター珠城りょう来年2月退団 「月組のみんなが寄り添ってくれた」感謝の涙

 愛知県蒲郡市出身の宝塚歌劇団月組トップスター珠城りょうが17日、大阪市内で退団会見を行った。2021年2月14日、東京宝塚劇場公演、ロマン・トラジック「桜嵐記」/スーパー・ファンタジー「Dream Cheser」の千秋楽をもって退団する。

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 珠城は、93年に就任した一路真輝以来となる愛知県出身のトップスターで、入団9年目でのトップスター就任は、入団6年半の天海祐希に次ぐスピード出世。その天海とは「比べものにならないし、天海さんに失礼だから(比較は)やめてくれと思ってて、精一杯できるだけの努力をしてきました」と振り返った。

 退団を決めたのは19年3月、宮本武蔵を演じた本公演の「夢現無双」の時。プレッシャーなど「背負ってきたものを、そろそろここまでと決めて下ろしていいかな」と思ったという。

 相手役の美園さくらへ伝えたのは年明けまもない頃で「驚いてました」と。他の月組生徒へは、おとといの16日に伝えたばかり。「トップスターは孤独って言われるけど、月組のみんなは私に寄り添ってくれて、孤独を感じることはありませんでした。みんなにありがとうと伝えました」と、感無量で涙があふれた。

 新型コロナで休演中の宝塚歌劇も気にかけながら「こういうご時世ですけど、私の退団を暗い話とは受け取らず、次のステップへの大きな一歩で、明るく前向きに踏み出して真っすぐ歩いていきたいです」と最後は笑顔で締めくくった。なお、結婚の予定は、ないとのこと。