エリザベス女王とチャールズ皇太子、コロナウイルスの影響で一部公務をキャンセル

引用元:ELLE ONLINE
エリザベス女王とチャールズ皇太子、コロナウイルスの影響で一部公務をキャンセル

これまでコロナウイルスに負けずにコモンウェルスデーの礼拝に出席、叙勲式などを執り行ってきたエリザベス女王。でもついに現地時間3月13日(金)、公務のキャンセルを発表した。

エリザベス女王は今週チェシャー州マックルズフィールドを訪問、工場などを見学することになっていたけれどこれを延期。また今月末に予定されていたカムデンでの公務もキャンセルした。王室のスポークスパーソンはキャンセルが「現在の状況における賢明な予防策」と説明、その他の公務は「現時点では、適切なアドバイスに基づき予定通り行う」としている。 エリザベス女王とチャールズ皇太子、コロナウイルスの影響で一部公務をキャンセル チャールズ皇太子(Prince Charles)、カミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)GETTY IMAGES チャールズ皇太子は3月17日(火)から25日(水)にかけてカミラ夫人と共にボスニア・ヘルツェゴビナ、キプロス、ヨルダンを訪問する予定だったけれどキャンセル。その他の公務は予定通り行っているが、ちょっとした変化も。それは握手。感染を避けるために今月初めのコモンウェルスデーの礼拝以来、人と会うときには握手ではなくインド風に「ナマステ」のポーズで挨拶している。先週、あるイベントでローリング・ストーンズのロニー・ウッドと対面したときもご覧の通り。 エリザベス女王とチャールズ皇太子、コロナウイルスの影響で一部公務をキャンセル ロニー・ウッド(Ronnie Wood)、チャールズ皇太子(Prince Charles)GETTY IMAGES エリザベス女王はキャンセルを発表した後、通常通りバッキンガム宮殿からウィンザー城に移って週末を過ごした。感染のリスクを減らすために人の少ないウィンザー城にそのまま留まるのではないかという報道も流れたけれど、スポークスパーソンは「いつものように週明けにはバッキンガム宮殿に戻る」と語っている。またウィリアム王子やキャサリン妃など他のロイヤルファミリーの公務の変更は発表されていない。エリザベス女王は現在93歳、チャールズ皇太子は71歳。高齢であることも考慮し、キャンセルを決定したと見られている。

先週はトム・ハンクス夫妻が感染していることを発表、カナダのジャスティン・トルドー 首相の妻ソフィー・トルドー夫人の感染も明らかになり、ウイルスの脅威が収まる気配は見られない。ロイヤルファミリーも一般人も早く元の生活が送れる日が来ることを祈りたい。