引用元:夕刊フジ
【芸能ニュース舞台裏】
新型コロナウイルス禍の出口が見えず、芸能界も右往左往が続く。
「今週、幕を下ろしていた宝塚劇場が再開したのですが、わずか3日で再中止の決断をした。宝塚劇場の動きに期待していた演劇人は多かったんです。再中止になったことで、他の大劇場も政府が安全宣言を出さない限り再開が難しくなったと落胆しています。宝塚には、有事でも劇場と鉄道は止めないという創業時から企業哲学があるのですが、それさえもコロナには太刀打ちできなかった」と演劇ライター。
宝塚劇場の再開・再中止に関して、厳しい見方を示したスポーツ紙もあった。
「再開を『暴挙』と決めつけ、『時期を読み違えた』と厳しく評論した社がありましたが、宝塚は政府の要請に従ってスケジュールを組んだだけ。世論が厳しいのは分かりますが、『暴挙』と切り捨てるのは、池に落ちた犬をたたくようなもの。たたくのであっても、もう少し希望や提案が含まれた表現が必要でしょう」(前出・演劇ライター)