傷つけず、傷つかないために取る距離は…Pityman「ぜんぶのあさとよるを」

傷つけず、傷つかないために取る距離は…Pityman「ぜんぶのあさとよるを」

Pityman「ぜんぶのあさとよるを」が4月20日から26日まで東京・アトリエ春風舎にて上演される。

【写真】Pityman「ぜんぶのあさとよるを」チラシ裏(メディアギャラリー他1件)

Pitymanは、2011年に旗揚げされた主宰・山下由の脚本、演出作品を上演する団体。本公演はPitymanの過去作品を新しい物語として磨き直すシリーズ“傑作選企画”の第3弾で、今回は2014年に初演された「ぜんぶのあさとよるを」をブラッシュアップして送る。物語の主軸は、親友同士だった女の子たち。1人は遠くに暮らす恋人を待ちながら浮気を繰り返し、1人はウユニ湖で妻をなくした男とキャンプする……。劇中では彼女たちの10年を巡るストーリーが展開する。

山下は、「僕は人を好きになります。でも傷つくことは怖いことだから入り込んだり入り込ませることを躊躇してしまいます。昔はそんなこと考えもしなかったです。たとえ傷つくかもしれなくても、相手に届かないかもしれないとしてもあなたが好きだと一生懸命伝えました。僕は傷つかず、傷つけないために関わらないこと、距離を取ることをいつの間にか覚えてしまいました。でも本当に大切なこととは違うような気もします。そういうことをかけたらいいなと思います」とコメントしている。

出演者には、浅井裕子、太田旭紀、小関悠佳、ピストンズの小林涼太、かわいいコンビニ店員飯田さんの辻響平、東澤有香、いいへんじの中島梓織、丸山港都が名を連ねた。

Pityman「ぜんぶのあさとよるを」2020年4月20日(月)~26日(日)
東京都 アトリエ春風舎

脚本・演出:山下由
出演:浅井裕子、太田旭紀、小関悠佳、小林涼太、辻響平、東澤有香、中島梓織、丸山港都