キンプリがジャニー喜多川さんへの思い胸に熱演 舞台「ジャニーズ・アイランド」開幕

引用元:スポーツ報知

 King&Princeの平野紫耀(22)、永瀬廉(20)、高橋海人(20)が主演する舞台「ジャニーズ・アイランド」が8日、東京・帝国劇場で開幕した。ジャニー喜多川さん(享年87)がギネス世界記録認定記念で自身の集大成と位置づけて12年に初演し、亡くなってから初の上演。メンバーそれぞれジャニーさんへの思いを実際の劇中セリフにいれ、熱演を繰り広げた。

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 1年12か月の先にある“13か月目”の理想郷を目指して旅に出た宇宙を舞台にした第2幕。高橋の目には光るものがあった。「1回も褒められたことがなかった。でも去年(の同シリーズで)『ユーが作ったダンスパート、一番好きだよ』って。だから、今回も」。HiHi Jets・高橋優斗(20)も泣きじゃくりながら、心の中にある思いを絞り出した。

 3年前の上演では、Sexy Zone・佐藤勝利(23)が劇中で父親を亡くしていたことを明かした。ジャニー氏の「事実の重みが、きっとお客様にも大きな勇気を与える。事実は小説より奇なり」と提案して実現したものだ。今回、演出の滝沢秀明副社長(37)のもと、思いを継承した1シーン。永瀬は「改めて、どれだけ好きだったのか。どれだけ大切な存在を失ったんだと」と、かみしめた。

 永瀬は、名物演目の中で「REN」と命名した新作の無重力フライングも披露。ほかにもボックス内で一気にダンスする“Jr.マンション”にイリュージョンなど。滝沢氏は「ジャニーさんが気に入っていた演出と音楽を。思い描いていたものを作ろうと」。定番曲「Let’s Go to Earth」ではジャニー喜多川作品に歴代、出演してきたKAT―TUN・亀梨和也(33)らも映像出演した。

 ジャニーさんが最後に手がけたCDデビュー組でもあるキンプリ。「平野紫耀の紫耀はショービジネスのショー。Show must go on(何があってもショーは続けなければならない)の本当の意味は何か。ステージに立ち続けることで、答えに近づく」と平野。舞台のテーマでもある無限の可能性がある未来に向け、まずは千秋楽までの2か月を駆け抜ける。

報知新聞社