眞帆志ぶきさん告別式に名コンビの加茂さくら他200人。「すみれの花咲く頃」の合唱で見送り

引用元:スポーツ報知
眞帆志ぶきさん告別式に名コンビの加茂さくら他200人。「すみれの花咲く頃」の合唱で見送り

 9日に肺炎のため87歳で死去した宝塚歌劇の元トップスター眞帆志ぶき(本名・名和富美子)さんの葬儀・告別式が14日、東京・桐ケ谷斎場で営まれ、歌劇団時代に名コンビと言われた女優・加茂さくら(82)など約200人が弔問に訪れた。

 この日朝、兵庫から上京した加茂は亡きがらと対面し“最後のお別れ”を果たすと、目はみるみる涙に。「とにかく優しい人でした。名コンビと言っていただけて光栄。この方に付いて行けたことは幸せであり誇り」といい、「これからも当時の歌を歌い続けていくことが、私たちの役目でもあります」と話した。

 ひつぎには舞台衣装などが納められた。戒名は舞台、音楽に関連する文字を使った「舞音院釋真光(ぶおんいんしゃくしんこう)」。本人の意向で約2年前にこの戒名にすることが決まっていたという。

 弔問客のすすり泣きが漏れる中、出棺時には愛称「スータン!」の掛け声も飛んだ。そして一斉に宝塚おなじみの「すみれの花咲く頃」の合唱が始まった。中でも加茂の高音の歌声がひときわ響く中、眞帆さんは見送られ、旅立った。 報知新聞社