アイナ・ジ・エンド 新曲「死にたい夜にかぎって」は「私の全てが出ていると思います」

引用元:TOKYO FM+
アイナ・ジ・エンド 新曲「死にたい夜にかぎって」は「私の全てが出ていると思います」

BiSHのアイナ・ジ・エンドさんが、3月12日(木)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。近況や2月26日(水)に配信リリースされた新曲「死にたい夜にかぎって」について、パーソナリティ・とーやま校長の質問に答えました。その後編。とーやま校長:2月に「死にたい夜にかぎって」がリリースされているということで、おめでとうございます。

アイナ:ありがとうございます。

とーやま校長:アイナ・ジ・エンド先生は、もちろんBiSHとしてもずっと活動されていますけど、これはソロってことでいいですよね?

アイナ:そうですね。ソロです。

とーやま校長:同じタイトルで……MBS/TBS系のドラマで「死にたい夜にかぎって」というのがあって、それのエンディング主題歌なんですね?

アイナ:そうです。初めての書き下ろしをしたんですけど……もともと「死にたい夜にかぎって」というのは本で、その原作がすごく好きだったんです。どうしても好きだから作者に会いたい、ってなって、対談をさせていただいたんです。

とーやま校長:はい。

アイナ:本の解説もさせていただいて、そしたら「好き」というのが伝わったのか、今回ドラマ化にあたってのエンディング主題歌でラブコールを受けました。ちょっと夢みたいで、めっちゃ嬉しいです。初めてが「死にたい夜にかぎって」で良かったです。

とーやま校長:へぇ~! 本を読んでいるってことは、自分の中から出てきた景色だったりがあるわけじゃないですか。そういうのを思い描きながら書き下ろしたんですか?

アイナ:そうですね。初めて男性目線で歌詞を書いたんです。主人公が男性なんですけど……男性の声色っていうんですかね? ちょっと低いところから始まってみようかな、とか……。あと、普段「矢継ぎ早」という単語を使ったことがないんですけど……。

とーやま校長:歌詞の中にありますよね。

アイナ:そうなんです。でも作者の方(爪切男さん)が「矢継ぎ早」という言葉を使っていたんです。『ダダダダダダダッ!』と畳みかけるような“矢継ぎ早”という言葉が、ゆっくりとした曲に落とし込むといい違和感が残るのかな、と思って。そんな作者の方の言葉が脳裏にこびりついていて、それをそのまま音に落とし込んだ感じです。

とーやま校長:へぇ~。その『矢継ぎ早』の前に、『夢で逢えたら』という歌詞もあるじゃないですか。僕はこの曲を聴いたときに、『夢で逢えたら』というタイトルにする人のいるだろうな、って思ったんです。だって、サビの印象的なところで出てくるじゃないですか。だけど、「死にたい夜にかぎって」というタイトルにしたということは、本当にこう思っている人に対して聴いてほしい、というアイナ先生の強い思いがあるのか、と思いました。俺の憶測ですけどね。

アイナ:はい。

とーやま校長:あとは……ご自身にもそういう夜があって、それがこのタイトルになっているのかな? とか。

アイナ:そんなに考えてくださって、すごく嬉しいです。「死にたい夜にかぎって」というのは、逆説の意味なんです。「死にたい」じゃなくて。だから、そこを一番聴いてほしくてタイトルにしました。

とーやま校長:うん。その後の言葉もそこのメロディも、ちゃんとこう……何て言うんだろうね? 幸せ……じゃないな、何ていうんだろう? でもそういう感じの匂いが、めちゃめちゃありますもんね。

アイナ:そうですね。

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