渡辺謙パルコ公演延期&堂本光一「SHOCK」中止延長…コロナ余波で舞台、歌舞伎が次々と

 新型コロナウイルスをめぐって、WHO(世界保健機関)がパンデミックを発表した12日、パルコは渡辺謙(60)主演舞台「ピサロ」(東京・渋谷のPARCO劇場、4月20日まで)の初日を13日から20日に延期し、19日までの8公演を中止すると発表した。

 「ピサロ」は同劇場オープニング・シリーズ第1弾で、製作のパルコは、サーモグラフィの設置や換気強化など開催にあたっての予防策、拡散防止策を講じてきたが、世界的な流行で「20日の開幕へ準備を進める」と苦渋の決断を下した。

 また、15日までKinki Kidsの堂本光一(41)主演ミュージカル「Endless SHOCK」(東京・丸の内の帝国劇場、31日まで)など都内3劇場の公演中止を発表していた東宝は、19日まで延長。松竹も東京・銀座の歌舞伎座「三月大歌舞伎」や新橋演舞場、京都・南座、大阪・松竹座の19日までの公演中止延長を公表した。歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)らが出演する東京・日本橋浜町の明治座「三月花形歌舞伎」も同様となった。

 一方、舞台「改竄 熱海殺人事件」はこの日、予定どおりに東京・新宿の紀伊國屋ホール(30日まで)で開幕を迎えた。