『Fate/Grand Order』のメインストーリー第2部5章で活躍し、「カルデアボーイズコレクション2020ピックアップ召喚」で正式実装となった大英雄オデュッセウスですが、その宝具を見たマスターたちから驚愕の声が上がりました。
彼の宝具「終焉の大木馬(トロイア・イポス)」は、トロイア戦争を終わらせた「トロイの木馬」を由来とする宝具……なのですが、「どこが木馬?」とツッコミたくなるメカメカしい見た目に加え、変形機能まで搭載。馬型から人型に変形し極太ビームを放つ姿は、ガンダムをはじめとする巨大ロボットのそれです。
宝具抜きにしても、女神アテナの防御兵装「アイギス」を纏った姿やSFチックな戦い方は、宇宙世紀やコズミック・イラ、サーヴァント・ユニヴァースからの参戦者と言われても納得できるほど。逆に「ギリシャ神話の英雄なんだよ!」と言われたら、確実に疑問を覚えます。
背後にファンネルっぽいの展開したりビーム放ってるけど、ギリシャ神話の英雄だよ!
オデュッセウスに限らず、彼と同じ時代を生きたアキレウス、ヘクトール、パリスも、当時では考えられないオーバーテクノロジーめいた装備を使用する上、普通なら怪しいと思える「トロイの木馬」が城壁内に入れてしまうあたり、当時はこういったメカメカしさが主流だったのかもしれません。そう考えれば、トロイア戦争はオーバーテクノロジー飛び交う桁違いのスケールだったと予想できます。本記事では、そんなトロイア戦争のオーバーテクノロジーに注目!戦争の参加者たちが持つ、奇想天外な装備を紹介します。
◆オデュッセウス:男子の心を鷲掴みにする巨大変形ロボット!
まずは、上記でも紹介した実装済みトロイア戦争サーヴァント最大のオーバーテクノロジー持ちであるオデュッセウスです。SFチックな全身鎧もさることながら、宝具「終焉の大木馬」のインパクトは絶大。
トロイア戦争を終わらせた「トロイの木馬」が由来となるこれは、“馬型と人型に変形する巨大ロボット”なんていうオーバーテクノロジー&ロマンの塊です。SFチックな全身鎧も、「終焉の大木馬」を操縦するためのパイロットスーツだったと思えるほど。
「トロイア兵は、なぜこれを城壁内に入れてしまったのか?」と疑問を覚える反面、「こんなカッコイイロボットなら、そら欲しくなるよね!」と納得。「終焉の大木馬」の存在や、これを使っても真正面から撃ち破れないトロイアの堅牢さが、トロイア戦争の桁違いなスケールを物語っています。
◆アキレウス:そのセンスは異常?時代を先取りした未来的デザインの装備!
アカイア側の大英雄アキレウスですが、オーバーテクノロジーと言うよりも“時代を先取りした見た目”の装備が特徴的です。宝具でも登場する戦車「疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)」は、その形状からして違和感満載。
第三再臨で纏う黄金の鎧も、オデュッセウスにこそ劣るものの当時では考えられない未来的デザインをしています。まともだった第二再臨と比べれば、「いったい何があった?」と言わんばかりの変化。
黄金の鎧は、アキレウスの母親が鍛冶神ヘファイストスに造ってもらった鎧であり、“神由来の防具”という点でオデュッセウスと同じため、真名開放をすれば更に化ける可能性もあります。
◆ヘクトール:攻撃力アップ間違いなし!ブースター付きの籠手
トロイア側の大英雄ヘクトールは、オーバーテクノロジーが籠手に使用されていました。一見すれば普通の籠手ですが、なんと肘辺りからブースターが火を噴きます。ヘクトールはこれを、「不毀の極槍(ドゥリンダナ)」による投擲や突きの威力アップへ繋げていました。
ゲーム内で確認できるオーバーテクノロジーは籠手だけですが、巨大ロボまで持ち出すオデュッセウスがぶっ飛んでいたため、マスターたちから「アカイアからトロイアを守り続けたヘクトールが、ブースターだけで済むのか?もっと凄い物を持っていそう」と言われることに。
ちょうど「兜輝くヘクトール」と謳われているのもあって、兜からビームが出る、兜が変形して全身鎧になるなど、兜が何らかのオーバーテクノロジーであった可能性を噂されています。
◆パリス:確実に急所を射抜く超大型ライフル……みたいなクロスボウ!
ヘクトールの仇であるアキレウスを討ったパリスですが、アキレウスのアキレス腱をも射抜いたクロスボウが凄いことになっています。
その見た目は、肩で担ぐタイプのゴツゴツした超大型ライフルに。これを使って放つ宝具「輝かしき終天の一矢(トロイア・ヴェロス)」は、相手の急所を知った上で敏捷、幸運、魔力ランクの条件を満たせば、確実に急所を射抜く“急所が有名な英雄キラー”として活躍します。アキレウスやジークフリートが戦う場合は、細心の注意を払わなくてはいけません。
宝具自体は太陽神アポロンの力を借りて撃つのですが、トロイア戦争でもアポロンからの助力を得てアキレウスを討ったとされていますので、当時からこのクロスボウが猛威をふるっていたのでしょう。
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◆(おまけ)エミヤ:16年越しに解明された「熾天覆う七つの円環」がビームバリアだった理由
オデュッセウスのビーム兵器登場により、エミヤが使用する宝具「熾天覆う七つの円環(ローアイアス)」にも話題が集まりました。元はトロイア戦争の英雄アイアスが使用した盾で、光の障壁が7枚の花弁状に展開しバリアのように使用者を守ります。
今までは「なぜ見た目がビームバリアなんだ?」と疑問の声が上がっていたものの、オデュッセウスの攻撃を見て「そりゃビーム飛び交う戦場なんだから、ビームバリアになるわ」と多くのマスターが納得。16年越しに疑問が解明することとなりました。
◆(おまけ)ペンテシレイア:ぶっ飛んだ戦争に生身で挑んだアマゾネスの女王
オデュッセウスを筆頭にトロイア戦争のヤバさを伝えてきたわけですが、ここに生身で挑んだ英雄がいました。そう、アマゾネスの女王ペンテシレイアです。オーバーテクノロジー飛び交う戦場を、鉄球と鍛え抜いた体だけで突き進むのは逆に異常。
オデュッセウスの宝具「終焉の大木馬」がガンダムを連想させたのもあり、一部では「ガンダムハンマー枠」とも言われました。ただ、鉄球から炎が上がるため、これがオーバーテクノロジーだった可能性もあります。筋肉パワーによる現象の線も捨てがたいですが……。
◆(おまけ)エウロペ:ギリシャ神話の異常さを伝えるロボットパンチ
最後は、トロイア側で活躍した英雄サルペドンの母親にして、主神ゼウスと結ばれた神妃エウロペを紹介します。息子がトロイア戦争で活躍したものの、本人は特に戦争へ関わっていません。ですが、その宝具「青銅巨人の超重槌(スフィリ・トゥ・ターロー)」では、オデュッセウスに負けず劣らずの巨大ロボットが登場します。
その正体は、神代の自動機械「青銅の巨人タロス」。通常の生物なら瞬時に蒸発してしまう赤熱化した手足で攻撃するほか、胸からビームも出す超兵器です。アキレウスの鎧と同じく、製作者は鍛冶神ヘファイストス。オデュッセウスやパリスを見るに、オリュンポス十二神由来の物ほど未来的デザインになるのかもしれません。
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(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT インサイド 茶っプリン
『FGO』トロイア戦争はスケールが桁違い!“古代とは?”を問う、英雄たちのオーバーテクノロジーに注目―まさか「トロイの木馬」が変形ロボだったなんて…
引用元:インサイド