襲名披露公演中止の桂小文枝が先代の命日に墓参り「6月5日に振り替え公演ができます」と報告

引用元:スポーツ報知
襲名披露公演中止の桂小文枝が先代の命日に墓参り「6月5日に振り替え公演ができます」と報告

 桂小文枝(69)が12日、三代目小文枝を1954~92年に名乗った師匠・五代目桂文枝さん(05年没)の命日に墓参りを行った。

 本来ならこの日、「きん枝 改め 四代 桂小文枝 襲名披露公演」の千秋楽公演を大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで行うはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止。小文枝は墓参りの前に先代の妻・長谷川君枝さん(90)にもあいさつし「師匠と同級生ですから、体のこととか聞いていました。3月、4月仕事が何もない。お笑いいうても、笑ってられへん。大変です」と話した。

 その後、大阪市阿倍野区の印山寺で、五代目桂文枝師匠の墓に手を合わせた小文枝。「3月12日は命日。その日にと思っていたけど、こんなことになりました。でも6月5日に振り替え公演ができることになりましたと報告しました」と、改めて6月5日午後7時から、この日と同じCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで、桂文枝、月亭八方、桂文太、桂枝光、ゲストに三遊亭好楽、笑福亭鶴瓶を迎えて振り替え公演を行うことを発表。「同じメンバーで同じ場所。3月12日のチケットでそのまま入れると聞いてホッとしました」と笑みを浮かべた。

 一方で、なかなか感染拡大が収まらない新型コロナウイルスが及ぼす仕事への影響にも言及。「2月終わりから4月くらいまではキャンセル。20以上かな。吉本も落語協会も頼まれ仕事も。人の集まるところに行けないから。お笑いもそうやけど、歌い手さん、役者、歌舞伎の方も大変やと思います」と、お客さんあっての文化イベントができない苦しい現状に声のトーンを落とした。 報知新聞社