生島ヒロシ号泣、東日本大震災「…何か思い出すな」TBSラジオの公開生放送で 妹夫妻を亡くす

引用元:スポーツ報知
生島ヒロシ号泣、東日本大震災「…何か思い出すな」TBSラジオの公開生放送で 妹夫妻を亡くす

 妹夫妻を東日本大震災で亡くしたフリーアナウンサーの生島ヒロシ(69)が11日、被災地でもある地元・宮城県気仙沼市からTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜・前5時)の公開生放送で号泣した。

 妹の夫は遺体も発見されていない。この日は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、無観客での公開番組に。震災を「風化させない!」がテーマで、生島は「道路や橋が整備され、新しい商業施設もできてきています。世界に開かれた港町として、生まれ変わってほしい」と地元にエールを送った。

 流ちょうなトークは、リスナーからのメッセージを紹介すると一変。「(避難当初)小学校で電気がついた時には拍手が鳴り響きました」。読み上げると絶句し、「…何か思い出すな」と涙。当時幼かった子供が猛勉強の末、警察官になった話では「悲しい現実を目にしました。あれから10年…は…」と言葉にならなくなった。いつもとは違い、泣き声で詰まる場面が続き、「ちょっと私は失格ですね」と反省。最後は何とか気を取り直し「今日は本当にありがとうございました。頑張っていきたいと思います」と締めくくった。 報知新聞社