横浜流星、連ドラ初主演作は“考察班”に期待「SNSで盛り上げてくれたら」

引用元:オリコン

 俳優の横浜流星が、女優の清野菜名とW主演を務める来年1月期放送の読売テレビ制作の日本テレビ系日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(後10:30~11:25)。横浜にとって連続ドラマ初主演になる本作は、9月まで放送された『あなたの番です-反撃編-』と同じ時間帯でのドラマ。クランクイン時に取材に応じた横浜は「こんなに早く戻って来られると思ってなかった」と話し「清野さんと良い空気感で楽しく撮影したい」と初主演への思いを語ってくれた。

【写真】パンダをはさみ清野菜名と笑顔を見せる横浜流星

 同作は、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダ(清野)と彼女を操る男・飼育員さん(横浜)が、「Mr.ノーコンプライアンス」からの依頼を受け、世の中のグレーな事件にシロクロつける物語。清野はミスパンダと囲碁棋士の川田レンの顔を、横浜は飼育員さんと大学で精神医学を学ぶかたわらメンタリストNとしてもテレビ出演する医学生というそれぞれ裏と表の顔を持つ。

 「日曜(午後)10時半は挑戦的なドラマをやっているイメージ」と興奮気味に語る横浜。「『あな番』のときも何が起こるかわからなかった。(『あな番』で演じた)二階堂も理系大学生かと思いきやアクションも入ってきたので、これからどうなるのかは自分たちもわからない。オリジナル作品なので楽しみながら撮影したいですね」と話す。

 『あな番』では第1章のラストで、主人公のひとりである菜奈(原田知世)が毒殺されたのが大きな反響を呼び、放送終了後にはTwitterの世界トレンド1位を獲得。第2章では謎が謎を呼ぶ展開に「#あなたの番です考察」というハッシュタグで多くの“考察班”が誕生した。横浜も『あな番』での反響は熟知しており「今回も考察できるドラマだと思うので、SNSでこの作品を盛り上げてくれたらうれしいです」と期待する。

 横浜といえば特技の極真空手で『2011年第7回国際青少年空手道選手権大会13・14歳男子55kgの部』で優勝を飾り世界一となった経歴を持ち、『あな番』でのアクションシーンが話題を集めたほか、吉高由里子とW主演する映画『きみの瞳が問いかけている』(2020年秋公開)ではキックボクサー役に挑戦する。

 今年だけでも公開映画4本、ドラマは3本に出演し多忙を極めたが「キックボクシングが楽しくて、挑戦できる機会があったらプライベートでもやりたいなと思いましたし、格闘技が好きなんだなとあらためて気づきました」と仕事をプライベートに還元。来年以降も「今年と変わらずにやるべきことをやるのみだと思っています」と忙しさを物ともしない。

 横浜は、自身にとって2020年のスタートを切る作品に対し「今の時代だからこそ共感できるし作れる作品だと思います」と分析。自身の役どころは「大学にいるときは人当たりが良くて、気さくで優しい学生。裏の顔は、彼女を操り白黒つけさせる。まだ正義なのか悪なのかはわからない。何を考えているのか、掘り下げていってキャラを作っていきたいです」と語る。

 清野とはこの日の取材が初対面だった横浜。「テレビとかでみさせてもらうと明るい方という印象を持っていました。実際にお会いして、空気感がすごく穏やかでこれからお芝居をするのが楽しみです」と言い「清野さんのアクションはすごいですよ」と太鼓判。一方で、自身のアクションシーンについて聞かれると「僕は操る側なのでアクションがあるかはわからないです。やりたい気持ちはありますけど、そこは楽しみにしてください」とストーリーについては詳細を明かさなかった。『あな番』で見せた反響が、再び沸き起こるのか、来年1月の放送に期待したい。