アンドルー王子に協力する気配なし。ニューヨーク検事が「対策を検討中」

未成年の少女たちに対する性的虐待や搾取で有罪になったジェフリー・エプスタイン。すでに自殺しているが、捜査は今も継続している。アンドルー王子は公務引退を発表する声明で「法機関のエプスタインに対する捜査に協力する」とコメントしていたが、その後ニューヨーク州南地区地方検事のジェフリー・バーマンは「王子は口だけ。一切協力していない」と批判していた。

そのバーマンが今週初めに改めて王子についてコメント。「アンドルー王子はエプスタインに関する私たちの捜査に協力するとはっきりと声明を通して公言した。しかしそれとは対照的に、自発的な協力の道を完璧に閉ざした」と激しく批判。事情聴取をしたいという検事の要求を無視し続ける王子に対して「検察局は対応策を検討している」。

公務から引退しているとはいえ、アンドルー王子がロイヤルファミリーであることには変わりはない。イギリスにいる限り、検察も強硬手段には出ることができないと見られている。ちなみにアンドルー王子は今も公務を引退中。3月9日（月）に開催されたコモンウェルスデーの礼拝にはロイヤルファミリーが勢ぞろいしたけれど、王子は出席しなかった。怒りを露わにしている検察局がどのような策を考えているのか、展開を見守りたい。