KANA-BOONが、3月9日(月)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。3月4日(水)発売のベストアルバム『KANA-BOON THE BEST』と、同日発売のニューシングル「スターマーカー」について、パーソナリティ・とーやま校長の質問に答えました。その後編。とーやま校長:ベストアルバムには、新曲2曲を含む30曲が入っているんですよね。番組で初オンエアさせてもらった曲もたくさん入っているから、そのときのことも思い出すし……例えば、DISC 1の7曲目に入っている「結晶星」も、生徒に向けて贈った大事な時間を思い出したし、とかいろんな思い出があるんですよ。
谷口鮪(Vo./Gt.):そうですね。
とーやま校長:でも、最後に聴き終わって出てきたのは、単純にめちゃくちゃいい曲たちだなってことで。それを強く思いました。
KANA-BOON:嬉しい!
谷口:俺らも同じ感想ですね。自分たちで作って、聴いて、「いい曲ばっかり」って。
古賀隼斗 (Gt.):「めっちゃいいバンドやん」って思いました。――ここで、リスナーのメッセージを紹介
【「スターマーカー」とベスト盤の発売、おめでとうございます! とにかく最高のシングルとアルバムですね! 私は特に、アルバムの「マーブル」がとっても心に残りました。私はこの前、高校を卒業しました。高校生活のなかで出会った大切な友達のことが、「マーブル」の歌詞と重なり、涙が出てきました。卒業はとても寂しいですが、「マーブル」という曲に支えられたような気がします。“寂しいけど、前を向こう!”という気持ちになりました。私のなかでこの「マーブル」が、すごく特別な曲になりました!(18歳女性)】
KANA-BOON:嬉しい!
とーやま校長:この「マーブル」は、ベストアルバムのDISC 2の最後に収録されている新曲ですね。この曲に対しては……3人も思うことがあるだろうしね?
谷口:この曲は飯田がバンドを辞めて、僕たちが3人になってからの現状……当時からこの瞬間まで、というか。そういう気持ちを歌っていますね。ただ楽しい、明るいというだけではなくて、痛みや別れのさみしさもしっかり抱えて生きていきたいっていう……。だからこういう卒業のタイミングとか、春にどうしてもやってくる別れと対峙する人には、特にこの曲が側にあればいいなと思っています。
――ここで、「マーブル」をオンエア
とーやま校長:うん……ここで言葉をはさむのが、ちょっと申し訳ないなっていう。もうちょっとだけ、この余韻の中にいたいなっていうか……。感傷的だけど、ちゃんと前を向いているじゃないですか。
谷口:そうですね。
とーやま校長:それが、このベストの最後に入っているというのも、そういうことなんだろうな、って思うし。あの、途中のギターソロは古賀ブルボン(番組での呼び名)?
古賀:古賀ブルボンですね。
とーやま校長:あれも、感情が直結しているようなソロじゃないですか。
古賀:そうですね。今までは、偏った感情をギターで表現することが多かったんです。なんかこう、悲しいなら“悲しい”みたいな、1本勝負みたいなギターを弾いていたんですけど……この悲しさの中でも前を向いている感情とか、次に進もう! みたいな感情……二つ以上の感情をギターで表現するというところに、たどり着けたのが「マーブル」で。なんか、自分のギタリスト像みたいなところも、すごくステップアップできたなっていう曲でもありますね。
とーやま校長:うん! こいちゃんはこいちゃんで、ずっと一つ一つ、一音一音というのかな? すごく大事に叩いているな、って思って聴かせてもらったんだけど……?
小泉貴裕(Dr.):そうですね。この曲は本当に……ちゃんと一個一個の楽器としてとらえて、一音一音に表情を持たせるように叩きました。
とーやま校長:スネアと、タムと、……って?
小泉:そう。いつもやったら“ドラム”ってとらえているんですけど、今回は、“スネアはスネア”、“タムはタム”、“ハイハットはハイハット”っていう、それぞれの表情をちゃんと持たせるように一音一音叩いたので。その大事さ、というのは、この曲で表現できていると思います。
とーやま校長:すごく大事に叩いているんだけど、後半のギターソロのところで、こいちゃんのドラムが……感情がもう「やっぱダメだわ、溢れるわ」っていう感じがしました。
古賀:結構、俺とこいちゃんがシンクロする場面ではあるよね?
とーやま校長:そういうのって、話とかするんですか?
古賀:いや、一切話はしていないです。僕はこいちゃんのドラムが出来上がった後にギターを作ったんですけど、こいちゃんの感情を受け取ってそれに僕が返した、って感じですね。
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KANA-BOON 新曲「マーブル」に込めたそれぞれの思い
引用元:TOKYO FM+