有村架純主演の映画「コーヒーが冷めないうちに」が10日地上波初放送

引用元:スポーツ報知
有村架純主演の映画「コーヒーが冷めないうちに」が10日地上波初放送

 女優・有村架純(27)が主演を務めた2018年の映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)が、11日(深夜2時05分)にTBSで放送されることになった。地上波初登場となる。

 同作は15年の発売以降「とにかく泣ける!」と口コミで広がり、17年には本屋大賞にもノミネートされた川口俊和氏の小説「コーヒーが冷めないうちに」を、シリーズ続編の「この嘘がばれないうちに」とともに超豪華キャストとスタッフで映画化。興行収入15億円を記録した大ヒット作品。

 主演は幅広い世代から圧倒的な支持を得る有村。この作品では、かわいらしさの中にも、りんとした美しさ、意思の強さを持つ女性像をみずみずしく演じている。彼女がいれるコーヒーがきっかけでタイムスリップが起こり、登場人物それぞれのストーリーが始まっていく。

 脇を固めるキャストには、石田ゆり子(50)、薬師丸ひろ子(55)、吉田羊(年齢非公表)、松重豊(57)など演技派かつ人気俳優陣、さらには女優・波瑠(28)、俳優・伊藤健太郎(22)、俳優・林遣都(29)、俳優・深水元基(40)、女優・松本若菜(36)などのフレッシュな実力派俳優が集結。

 監督はTBS系ドラマ「グランメゾン東京」などで高評価を得た、今作が映画デビュー作となる塚原が務める。

 ◆あらすじ

 時田数(有村架純)が従兄で店主の時田流(深水元基)と切り盛りする、とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」。その店には、不思議な伝説があった。それは店内の“ある席”に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるというもの。ただし、そこには面倒くさい、非常に面倒くさい、いくつかのルールがあった。しかも、その“ある席”には謎の女(石田ゆり子)がいつも座っていた。彼女がトイレに立った時にだけ、過去に戻れるチャンスが訪れるのだという。

 「ここに来れば過去に戻れるって本当ですか?」。アメリカに行ってしまった幼なじみの賀田多五郎(林遣都)とケンカ別れをしてしまった30代直前の独身キャリアウーマン・清川二美子(波瑠)。若年性アルツハイマーに侵された妻・高竹佳代(薬師丸ひろ子)と、そんな高竹を優しく見守る夫・房木康徳(松重豊)。交通事故で妹の久美(松本若菜)を突然亡くし、後悔の念に苛まれるスナック経営者・平井八絵子(吉田羊)など、今日も不思議なウワサを聞いた客がこの喫茶店に訪れる。

 そんな中、数に次第にひかれていく常連客の大学生・新谷亮介(伊藤健太郎)は、少しずつ数と心の距離を縮めていくが、ある日、数と謎の女の背後にある“ある秘密”を知ることになる。

 どんなことをしても現実は決して変わらない。それでも過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たち。そこで彼らを待っていたもの、そして時田数に隠された真実が明かされていく。 報知新聞社