遠藤憲一がドラマ「竜の道」で久々の悪役、西郷輝彦や斉藤由貴、細田善彦も出演

引用元:映画ナタリー
遠藤憲一がドラマ「竜の道」で久々の悪役、西郷輝彦や斉藤由貴、細田善彦も出演

玉木宏の主演ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」に遠藤憲一、西郷輝彦、斉藤由貴、細田善彦が出演する。

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本作は、養父母を自殺に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描くサスペンスドラマ。名前と顔を変えながら裏社会に身を投じていく兄・竜一を玉木、運送会社を監督する立場にある国土交通省に入りエリート官僚として権力を握っていく弟・竜二を高橋一生、2人が養子として引き取られた吉江家に誕生した妹・美佐を松本穂香が演じる。

遠藤は、竜一と竜二の復讐相手であり、政財界や裏社会とのつながりを狡猾に利用しながら対抗していく運送会社のワンマン社長・霧島源平に扮する。竜一と竜二の育ての両親が営む運送会社に悪質な乗っ取りを行い、両親を自殺に追い込んだ過去を持つ男だ。久々に悪役を務める遠藤は「もう悪役しか来なくなっちゃったりして…」と苦笑し、小学生に慕われている自身の現状に触れて「子供たちがドン引きするだろうなあ(笑)。でも、それが役者の醍醐味ですからね」と心境を語った。

そして西郷は裏社会で圧倒的な力を持つヤクザ組織の会長・曽根村始、斉藤は源平の妻・芙有子、細田は源平と芙有子の長男で、強引な経営を進める源平に対して不満を抱える晃をそれぞれ演じる。西郷は「政界、財界にも顔が利くフィクサーでもありますが、隠せない裏社会の顔も楽しみたいところです」と期待を膨らませ、斉藤は「遠藤さんは、顔は怖いですが心の優しいユーモアに溢れた人だと感じますので、夫婦間もそんな、隠れた感情が行間に表れてきたらいいな、と考えています」とコメント。細田は「先輩方からいただけるエネルギーを存分に味わえたらと思います」と意気込んだ。

なお、本日3月10日21時から放送されるドラマ「10の秘密」内で、ドラマのスペシャル予告映像が初めてオンエアされる。

白川道の未完小説「竜の道」を原作とする「竜の道 二つの顔の復讐者」は4月14日よりカンテレ・フジテレビ系で毎週火曜21時より放送。脚本を「グッドワイフ」の篠崎絵里子、演出を城宝秀則、岩田和行、紙谷楓が担当する。

※篠崎絵里子の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

■ 竜の道 二つの顔の復讐者
カンテレ・フジテレビ系 2020年4月14日(火)スタート 毎週火曜 21:00~
※初回20分拡大

■ 遠藤憲一 コメント
□ 企画を聞いた時の印象
悪役を本格的にやることがしばらくなかったので、頭の中の隅では「もう一回やりたいなあ」と常に思っていました。やっぱり役者ってそうだと思うんですけど、いろいろな役をやってみたいので、企画を聞いた時は「やってみたい!」って思いましたね。

□ 久しぶりの悪役について
コメディーで滑稽な役もいっぱいやってきたので、逆におかしさが怖さになることもあるだろうし、今まで培ったものを出したいですね。でも、初回が終わった時に嫌われまくって、もう悪役しか来なくなっちゃったりして…(苦笑)。最近は自分でも「ウソだろ!?」って思うくらい小学生が慕ってくれるようになりましたが、まず子供たちがドン引きするだろうなあ(笑)。でも、それが役者の醍醐味ですからね。

□ 撮影に向けて楽しみな点や意気込み
玉木さんはほぼ初めてだし、一生くんは「民王」でブレークする姿を見てましたからね。それぞれ今までやってきたものと違うキャラクターを見せてくれると思います。俳優さんとの絡みの中で芝居は変わっていくと思うので楽しみですね。悪役は本当に久々なので、精一杯悪に徹して嫌われるように頑張ります!

■ 西郷輝彦 コメント
□ 作品や脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
「竜の道」原作を拝読し、白川道さんのハードボイルドは心地良い興奮の世界。その原作を現代に置き換えてもなお惹き込まれていく竜一・竜二の生き様に胸が熱くなります。

□ 曽根村の印象、撮影に向けて楽しみな点や意気込み
私にとって現代劇のヤクザは初めての出来事です。政界、財界にも顔が利くフィクサーでもありますが、隠せない裏社会の顔も楽しみたいところです。現場では私が最長老であることは間違いなく、若い監督や俳優さん方の中で沢山のことを学びたいと思います。

■ 斉藤由貴 コメント
□ 作品や脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
幼い兄弟に起きた悲劇の復讐もの、と定義つけてしまうのは早計かとは思いますが、憎しみという感情の持つ強い力が、物語の起爆剤となり、引っ張ってゆく、そんな強いドラマになるのではと思っています。

□ 芙有子の印象、撮影に向けて楽しみな点や意気込み
遠藤憲一さんの妻の役ですが、遠藤さんは、顔は怖いですが心の優しいユーモアに溢れた人だと感じますので、夫婦間もそんな、隠れた感情が行間に表れてきたらいいな、と考えています。

■ 細田善彦 コメント
□ 作品や脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
脚本にとても魅了されています。すでに後半話までいただいているのですが、連続ドラマの醍醐味である、次回が気になるという気持ちに毎話させてくれる作品だと思います。「復讐劇」というと、日常とかけ離れた世界の様に感じる方もいらっしゃると思いますが、登場人物それぞれが持つ信念が、この物語を躍動させていくので、復讐劇から始まるストーリーが身近な人間ドラマに変化していく様がこの作品の持つ魅力なのかもしれません。

□ 晃の印象、撮影に向けて楽しみな点や意気込み
晃の印象は、まさに「実直」な人間。主人公の二人とある種共通する「家族に対する執念」を強く持っている人物だと思います。それが故に生まれる幸せや苦悩を、実直な人間だからこそ力強く、そして繊細に演じられたらと思います。撮影の楽しみとして、玉木さん、高橋さん、そして、遠藤さんと対峙するシーンがいくつも登場します。先輩方からいただけるエネルギーを存分に味わえたらと思います。