まさに神業! 藤井七段、1分間で7手詰の詰将棋を17問正解

引用元:スポーツ報知

  将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が8日、名古屋市内で開催された「将棋プレミアムフェスin名古屋2019」に出席した。

 地元で3年連続開催となったイベント。初体験の開会宣言を大声で務めた藤井七段は「過去最大級の緊張でした」と笑顔。すると、すかさず都成竜馬六段(26)は「直前まで(楽屋で)詰将棋を解いてたし…」とちょっとはリラックスしていたことを“暴露”した。年明けの第46期岡田美術館杯女流名人戦5番勝負で里見香奈女流名人(27)に挑戦する谷口由紀女流三段(26)は「MAX緊張しております。高勝率の先生ばかりなので勝てる秘訣を教えてもらいます」と笑顔を見せていた。

 1分間で7手詰の詰将棋を何問解けるかを競うゲームでは、師匠の杉本昌隆八段(51)が9問正解とプロの技術を見せつけたかと思いきや、なんと藤井七段は17問正解。ところが、当の本人は「あと1問解けそうだったので残念です…」と反省を口にしていた。

 盤面が表示されず、盤上に置かれた駒の位置のみが「攻方 3四桂」などと一手ずつ表示される「目隠し詰将棋」の7手詰でも、見届けた瞬間に正解を連発。あまりの能力に会場からは拍手とともに、もはや笑いすら起きていた。

 その後、感想を求められた藤井七段が「配置がだいたい分かったので解きやすかったです」と静かに笑うと、師匠も「人間業じゃないですね…」と感嘆の声を挙げていた。

報知新聞社