青山郁代、ジジ役に昇格「美しく演じる」 5・23開幕『ミス・サイゴン』PR

青山郁代、ジジ役に昇格「美しく演じる」 5・23開幕『ミス・サイゴン』PR

 女優、青山郁代(34)が、5月23日に東京・丸の内の帝国劇場で開幕する出演ミュージカル「ミス・サイゴン」のPRで東京・大手町のサンケイスポーツ編集局に来社した。

 主演俳優、市村正親(71)のエンジニア役で人気を博す名作舞台に2012年から出演。今回、“4度目の正直”で役名のないアンサンブルからエンジニアが経営する売春婦のリーダー・ジジ役に昇格し、「バーガールの中でナンバーワンになる役。強い分だけ、壊れたときのはかなさを美しく演じられたら」と張り切っている。

 大阪出身の青山は、2006年に同志社女子大の準ミスキャンパスに輝いた。卒業後、女優の夢を持ちながら、くすぶっていた時期に同舞台を観劇し、ジジが歌う「我が心の夢」に大感激した。当時を振り返り、「グッときて…。こんなに体を張って戦っている女優がいる。私も歌いたい」と目が覚めたという。

 その後、ミュージカル女優の道も地道に頑張り、デビュー10周年の今年、ついに念願の大役をつかんだ。青山の奮闘を見守ってきた市村から「おめでとう、ジジやるんだって。よかったね」と声を掛けられたと明かし、日本初演から28年、上演数1463回を重ねた大作の継承に「歴代の方の雰囲気も感じさせられるジジが作れたら」と瞳を輝かせた。

 東京公演は6月28日まで、大阪公演は梅田芸術劇場で7月16日から19日まで上演される。