YOSHIKI、コロナ被害対策支援表明 東日本大震災義援金1000万円寄付に続き

YOSHIKI、コロナ被害対策支援表明 東日本大震災義援金1000万円寄付に続き

 X JAPANのリーダー、YOSHIKIが8日、東日本大震災の被災地支援のため、日本赤十字社に1000万円を寄付したと発表した。11日に震災から9年目を迎えるにあたり、「3・11はまだ終わっていない。継続的な支援が必要」と訴え、猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大防止対策への支援も改めて表明した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で、政府主催の追悼式をはじめ、さまざまな式典が中止になる中、3・11を風化させないためYOSHIKIが立ち上がった。

 自身が基金として設立し、運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じ、日本赤十字社に1000万円を寄付した。

 YOSHIKIは「震災から9年が経過しましたが、まだまだ復興に向けての支援が必要。復興が進まない地域や心身の痛みが癒えない方々に対しても、支援が継続的に行われることを願っています」と訴え、「ファンの皆さんとともに続けているチャリティー活動が少しでも世の中のために役立つことができれば」と熱い思いを吐露した。

 新型コロナウイルスとの戦いについては「僕らが今、どのような行動を取ればいいのか、冷静な判断が必要」とした上で、経済的なダメージを伴う自粛や治療薬、ワクチンの開発などに対する支援を表明。「皆さんの健康と安全を祈っています」と呼びかけた。

 YOSHIKIは2010年の基金設立以降、数々の支援活動を行ってきた。東日本大震災だけでも11年に愛用ピアノのオークション落札額約1100万円、X JAPANの出演ライブイベント出演料全額、15年に被災地、宮城・石巻での復興ライブの収益金全額約2800万円、16年にドラムセットのオークション落札額約600万円を寄付。また、実際に被災地に足を運んで、被災者を励ましている。

 最近では16年の熊本地震、18年の西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震、昨年の放火事件で未曽有の被害を出した京都アニメーション、台風15号による千葉県の被災者支援などに、それぞれ1000万円を寄付。海外でも、熱帯雨林の保護活動や森林火災の復興支援などを行っており、積極的な慈善活動と影響力が評価されている。