「えみちゃん、ありがと~!!」「R-1」王者に輝いたマヂカルラブリー野田クリスタル、「M-1」で怒りの酷評受けた上沼恵美子に感謝の絶叫

引用元:中日スポーツ
「えみちゃん、ありがと~!!」「R-1」王者に輝いたマヂカルラブリー野田クリスタル、「M-1」で怒りの酷評受けた上沼恵美子に感謝の絶叫

 ひとり芸ナンバーワン決定戦「R―1ぐらんぷり2020」(優勝賞金500万円)の決勝が8日、東京・台場のフジテレビで行われ、マヂカルラブリー野田クリスタル(33)が初優勝した。第18代王者となった野田は「よっしゃー!!」と叫び、渾身(こんしん)のガッツポーズ。さらにM―1グランプリの際に怒られた上沼恵美子(64)に「えみちゃん、ありがと~!!」と叫び笑わせた。

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 昨年よりエントリー数が若干減少したものの、2532人が参戦。決勝には準決勝を勝ち上がった11人に加え、敗者復活からはい上がった大谷健太(34)が加わり、3ブロックに分かれネタを披露した。Aブロックは野田、Bブロックはすゑひろがりず南條(37)、Cブロックは大谷がファイナルステージに進出。ファイナルで野田はゲームのネタで高得点をマークし、栄冠をつかんだ。

 優勝が決まり、紙吹雪が舞う中、両手を広げ雄たけびを上げた野田。審査員の桂文枝(76)からRの文字があしらわれた優勝トロフィーを受け取ると「やった!! やった!! やった!!」とVサイン。文枝は「無観客を感じさせなかった」と野田を絶賛した。

 野田は普段、相方・村上(35)とともにお笑いコンビ「マヂカルラブリー」として活動。2017年のM―1グランプリにコンビで出場し決勝に進出。しかし、決勝では最下位に終わり、審査員を務めた上沼から怒りの酷評を受けた。野田はそのことを度々ネタにしてきたが、この日も最後に「あの人に感謝の気持ちを伝えたい」と言うと、続けて「えみちゃん、ありがと~!!」と絶叫。その後の会見では上沼に「(賞金の)500万円を使って何かを献上したい」とジョーク交じりに話した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は無観客で開催。難しい対応を迫られたが「完全な無観客でする番組もあったのでメンタルを鍛えられた」とし、有利に働いた様子。

 相方・村上には「(賞金は)死んでも分けません」と断言し笑わせたが、ピン芸人として活動するか問われると「まったくございません」と話し、コンビ愛を見せた。

 ◆マヂカルラブリー野田クリスタル 1986(昭和61)年11月28日生まれ、神奈川県出身。吉本興業所属。芸歴17年目。2007年に村上と「マヂカルラブリー」を結成。M―1でも決勝に進出するなど人気を得る。R―1は15回目の挑戦で決勝に進んだのは初めて。過去3大会の成績は17年2回戦、18年3回戦、19年は2回戦進出。趣味・特技はゲーム、筋トレなど。身長178センチ、体重60キロ。血液型A。