「テレワーク落語会」天満天神繁昌亭会議室から生配信!笑福亭仁智上方落語協会も飛び入り参加

引用元:スポーツ報知

 落語家の桂紋四郎(32)を発起人に、上方の若手落語家らが2月24日から動画投稿サイト「YouTube」でスタートした「テレワーク落語会」が8日、第10回目を迎え、大阪市北区の天満天神繁昌亭会議室からライブ配信された。今企画は紋四郎が「新型コロナウイルス感染拡大予防の影響で、開催中止や自身の判断で外出を控えている人に楽しんでもらおう」という考えから、上方落語家の若手仲間でアイデアを出し合って始まり、主に大阪の紋四郎宅で撮影されている。

 今回は第10回という節目で、上方落語協会の後押しもあって天満天神繁昌亭の会議室から生配信が実現。繁昌亭の外から順番に内部を紹介し、笑福亭鉄瓶(43)、桂雀太(41)が一席ずつ披露した。最後には笑福亭仁智上方落語協会会長(67)がサプライズ登場。仁智会長は「みんなようやってくれるわ。なんかやらなあかんと思ってたけど、若い人から刺激をもらった。無観客いうから、これ持ってきたんや」と、持参した観客の絵を披露。「ええ空気やな。153人も見てくれてるの? 大入りや」と笑顔を見せた。

 配信終了後、紋四郎は「仕事は12本飛びました。今は、コロナ騒動で食えない若手で協力して乗り切ろうと考えてます。近い距離で撮影した方が生に近い感覚みたいで、子育て中の方や、遠方の方にも見てもらえるのがうれしい」と応援コメントににっこり。仁智会長は「繁昌亭を休館することを決めたが、負けてたまるかという気持ちだった。紋四郎が配信をやっていることを聞いていたので、協会の会長として協力できることはしたい」と支援を約束した。

 公演は15日まで休演が決まっているが、10日に発表される内閣の見解を踏まえて、吉本興業やユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京ディズニーリゾートなどの反応も含めて再開時期を最終的に判断するという。 報知新聞社