『The Dark Descent』から10年、『Amnesia: Rebirth』が発表に

引用元:IGN JAPAN
『The Dark Descent』から10年、『Amnesia: Rebirth』が発表に

Frictional Gamesはホラーゲーム『Amnesia: Rebirth』を発表した。Frictionalの名前が世に知られるきっかけとなったシリーズ「Amnesia」の続編となる。『Amnesia: The Dark Descent』のリリースから10年になる今年、PCとPS4でリリースされる。
『Amnesia: Rebirth』には新キャラクターTasi Trianonが登場。プレイヤーはTrianonとなって、アルジェリアの砂漠で追ってくる恐ろしい生き物から逃れなければならない。生き物はTrianonの恐怖をエサにしているようで、プレイヤーはこのハンターに気づかれないためには息もしないくらい注意しなければならない。下のトレーラーを確認してほしい。

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このトレーラーでは詳細はまだわからないが、Trianonが敵のテリトリーで目を覚ますということはすぐにでもわかる。トラップがしかけられた洞窟のようなものが見え、砂嵐の中に生き物のシルエットをなんとか確認することができる。
「個人的には、 『Amnesia: The Dark Descent 』 にはプレイヤーの旅についての物語が欠けていると思っていました」とFrictional Gamesの共同創設者であるThomas GripはIGNに語っている。「『SOMA』で経験を積み、多くを経験したことで、物語に取り組むときがきたと感じました。『Amnesia』 の続編に期待されるすべてのものを入れて、本当に恐ろしいゲームを作ること、 そして、そこに感動的な旅も加えること。これを達成することは、開発期間中、中心となる目標の1つでした」
『Rebirth』は『The Dark Descent』と強いつながりがあり、アルジェリアの砂漠という設定についても『The Dark Descent』で出ていた。Gripは『Rebirth』はFrictionalがこれまで制作した中でも「最も設定の場所が幅広いゲーム」だと言う。
感動と洗練された物語が『Rebirth』で最も重要なことではあるが、チームは「恐がらせるために恐ろしい音と映像を次々に出すというチープな方法は取らない」。『SOMA』のセーフモードのようなものはあるかどうかをたずねたところ、Gripはそれについては現在検討中で、それに加えてハードモード、あるいは、まったく違ったものも加わるかもしれない」と答えている。
2010年にリリースされた『Amnesia: The Dark Descent』はクチコミで人気を得ていった。当時、戦闘なしのホラーゲームがユーチューバーやストリーマーの間では主流だった。どれほど勇敢であるか(あるいはそうでないか)をゲームのプレイ中に見せることができるというのがその理由だ。その後、FrictionalはThe Chinese Room開発の続編『Amnesia: A Machine for Pigs』をリリースしている。
2015年には、Frictionalは自社で開発した『SOMA』をリリースしたが、設定は「Amnesia」のユニバースではなかった。しかし、信頼できない主人公やあいまいな記憶など、Frictional作品の特徴は数多く含まれている。

発表前、Frictionalはオンライン上に隠されたミステリアスな動画を少しずつ出していき、それが今日のトレイラーにつながるようになっている。これまでの動画にはアルジェリアに触れているものや砂漠の場所をほのめかしているものもあった。
『Amnesia: Rebirth』は2020年秋、PCとPS4向けにリリース予定。すでにSteamのウィッシュリストには登場している。IGNの『Amnesia: The Dark Descent 』のレビュー(英語)もチェックしておこう。 Matt Kim