「００７」最新作、４月公開を延期…英米は１１月に日本は年内で調整…新型コロナウイルス感染拡大など「慎重に検討」

　人気スパイ映画「００７」の製作者は４日、来月に予定されていたシリーズ２５作目の最新作「００７／ノー・タイム・トゥ・ダイ」（キャリー・フクナガ監督）の公開を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大による、観客動員への打撃などを「慎重に検討」したという。

　最新作は今月末にロンドンで世界初上映し、英国で４月初旬に公開予定だった。公式ツイッターによると、新しい公開日は英国が１１月１２日、米国が同２５日。日本での公開日は未定で今年中で調整しているという。６代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ（５２）が今作を最後にシリーズを降板するとされている。

　英紙ガーディアンによると、ファンの間で人気のサイト創設者らが製作者側に公開書簡を送り、感染への懸念から公開延期を求めていた。 報知新聞社