吉沢亮×杉咲花がW主演!「キミスイ」原作者が贈る「青くて痛くて脆い」映画化決定

引用元:Movie Walker
吉沢亮×杉咲花がW主演!「キミスイ」原作者が贈る「青くて痛くて脆い」映画化決定

2017年に浜辺美波と北村匠海のダブル主演で映画化され、社会現象を巻き起こした「君の膵臓をたべたい」で、デビュー作ながら一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たした住野よるが、2018年に発表した長編第5作「青くて痛くて脆い」が、このたび実写映画化されることが決定した。

【写真を見る】住野よるが「一番自信がある最高傑作」と語る、“誰も見たことのない”青春サスペンスとは?

住野自身が発売時のインタビューで「いままで出した本の中で一番自信がある最高傑作」と語る本作は、“大切な仲間”と“居場所”を奪われた大学生の青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく青春サスペンス。人付き合いが苦手な大学生の田畑楓と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃。正反対な“ひとりぼっち”同士の2人は、「世界を変える」といいう大それた目標を掲げる秘密結社サークルを作るが、その矢先に秋好はこの世界からいなくなってしまう。取り残されてしまった楓は歪んだ感情を暴走させ、秋好が叶えたかった夢を取り戻すためにある計画を企てることに…。

主人公の田畑楓役を演じるのは、昨年公開され大ヒットを記録した『キングダム』(19)で第62回ブルーリボン賞助演男優賞や第43回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主演を務める吉沢亮。そしてダブル主演でヒロインの秋好寿乃役を演じるのは『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で国内の主要な映画賞を総なめにし、2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」でヒロインを務めることが決まっている杉咲花。

メガホンをとるのは現在放送中のテレビドラマ「知らなくていいコト」で演出を務める狩山俊輔監督。脚本は『貞子』(19)や『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(6月19日公開)の杉原憲明が担当。実力派スタッフ陣と、人気と実力を兼ね備えた吉沢&杉咲、そして住野が紡ぎだす物語がスクリーンの中でどのような化学反応を起こしてくれるのか。『青くて痛くて脆い』は8月28日(金)から公開される。続報に期待したい。

<キャストコメント>

●吉沢亮(田畑楓役)

「今回僕が演じた“田端楓”という役は、今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、観た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです。小説だからこそ成立しているロジックを映像的に落とし込んでいて、とても面白い作品になっていると思います。杉咲さんは、現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来て嬉しかったです」

●杉咲花(秋好寿乃役)

「住野よるさんの作品が凄く好きで、原作が出た時から『もし実写化されるならこの役をやりたい!』と思っていたので、オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです。純粋な気持ちだけでまっすぐ突き進む、まぶしい秋好を演じられることは楽しみでした。この作品には、人に見られたくない部分がどんどん出てきて、隠されていたものがえぐられていくような描写もあり、『もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない』という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います」

●住野よる(原作者)

「初めましての方は初めまして、小説家の住野よるです。約2年前、小説『青くて痛くて脆い』の発売後まもなく、情熱あるプロデューサーさんから本作を映画化するお話をいただきました。それから何度も脚本についての相談を重ね、素敵な出演者さん達との縁が繋がり、原作を読んでくださった方にもこれから出会ってくださる方にも観ていただきたい映画『青くて痛くて脆い』が出来上がりました。物語に込めた、青さも痛さも脆さも全部ひっくるめて読者さん達と繋がりたいという思いが、よりたくさんの人に届くことを願っています」

●河野英祐プロデューサー

「生きていると、怒りとか嫉妬とか憎しみとか、醜い悪意が心にわき出ること、避けようがありません。そんな“青くて痛くて脆い”人間たちの青春を、原作・住野よるさん、吉沢亮さん、杉咲花さんという、最強の布陣で描いた青春サスペンス映画の誕生です。『誰も見たことがない』と使い古された売り文句ありますが、あえて言います。『見たことない』が詰まりまくった映画です!」

(Movie Walker・文/久保田 和馬)