秋山黄色、ライブは原曲通りにやらず…多彩なサウンドで楽しませたい

引用元:J-WAVE NEWS
秋山黄色、ライブは原曲通りにやらず…多彩なサウンドで楽しませたい

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。3月4日(水)のオンエアでは、同日に1stフルアルバム『From DROPOUT』をリリースした、秋山黄色が登場。貴重なスタジオライブを行った。

【音源】秋山黄色、多彩な弾き語りを披露

秋山は、栃木県宇都宮市出身の23歳。すべての楽曲の作詞、作曲、編曲を手掛け、その他にも映像制作、イラスト制作も手掛けている。現在放送中のドラマ『10の秘密』(フジテレビ系)のために描き下ろした主題歌『モノローグ』が、iTunesロックチャート1位を獲得。YouTubeで公開したMVが、公開2週間で526万再生回数を突破するなど、いま勢いに乗っているアーティストだ。

ライブが中止に…ファンに向けて「倍にして返したい」

3月4日(水)に1stフルアルバム『From DROPOUT』をリリースしたばかり。秋山は「出たばっかりなんですけど、制作的には『やっと終わったぞ』って感じなんでホッとしています」と、率直な感想を述べる。『From DROPOUT』というタイトルについては、「ちょっと表明みたいなところで、『そんなにいい“出”じゃないよ』っていう意味が強いですね」と明かした。

2月28日に渋谷WWWで行われる予定だった秋山のワンマンライブ「秋山黄色 ONE MAN LIVE『登校の果て.W』」が、コロナウイルスの感染拡大防止のために中止となった。楽しみにしていたファンに向けて、現在の心境を語った。

秋山:本当にすみません、という感じがまずはあります。今の仕組みは、一般の方とアーティスト側の認識がズレていたりするんですけど、命の方が大事だなと思うので。中止しただけではすまさんぞという、中止した分、倍にして返したいなという気持ちです。まだ楽しみにしていてください。

多彩な弾き語りをスタジオで披露!

この日のオンエアでは、秋山がスタジオライブで弾き語りを披露! 以前、番組に出演した際もスタジオライブを行ったが、そのときは着けていたヘッドホンが吹っ飛ぶというハプニングに見舞われた。それを踏まえ、秋山黄色は「(今回は)余裕をもってちゃんとできたらな(笑)と思います」と、『Caffeine』と『モノローグ』を奏でた。

秋山のパフォーマンスを目の前で観ていたあっこゴリラは「ファンの皆さん、泣いちゃうんじゃない?」と一言。「こんな贅沢なスタジオライブをお届けしていただいて……弾き語り素晴らしいですね! マジで!」と大興奮した様子。秋山が心配していたヘッドホンについては、「一瞬右目に、右のヘッドホンがいって丹下段平(漫画『あしたのジョー』登場するキャラクター)みたいになりましたけど、危なかったですね(笑)」と、振り返った。

あっこゴリラ:弾き語りだけど、「こんな多彩な弾き語りってある!?」って感じですね。
秋山:バンドでライブとかもあって、家でやっていたような弾き語りを最初やってたんですけど、弾き語りってメンタルが揺れてくるというか……技量が試されるじゃないですか。だんだん飽きてきて、こういう音が出せたり重ねたりが増えてくることによって、すごいことやってるって印象でピッチとかを(笑)。ガチで勝負するのはちょっとキツいんで、こういうことしています、最近(笑)。
あっこゴリラ:あはは!
秋山:だんだん飽きてくるんで、これもまたどんどん変わって来ると思います。
あっこゴリラ:バンドサウンドの音源と全然違うもんね。すごくいいよね!
秋山:原曲に忠実にライブするかはアーティストによって違うんですけど、僕らはいかに原曲通りやらないかみたいなことを……。聴いた人は曲がギリわかるぐらいを保つ、みたいな。そういうことを規制しない方がライブが面白かったりするので。

ちなみに、あっこゴリラが秋山黄色を知った楽曲は『クソフラペチーノ』。その楽曲から『モノローグ』へと移っていったことに「一体何があったんですか?」と驚いたそうだ。

秋山:そういうのあるんですよね。日によって作る曲が全然違うから、今回もアルバムの幅が広い感じになっていて。リリースしたあとに「何の曲が人気なんだろう」って調べたんですけど、バラバラすぎてファンが揉めるんだろうなって(笑)。
あっこゴリラ:それ、強いですよね! 全員が「『モノローグ』しか無理」みたいになっちゃったらキツイから(笑)。
秋山:モノローグおじさん……(笑)。
あっこゴリラ:でも、そのぐらいの代表曲ができちゃったってのもまた大きいですよね。
秋山:僕は意外とその辺はどっちでもよくて。結局ライブでは好きな曲をやるので。