高柳明音、卒業ライブ中止は苦渋の決断

 SKE48の高柳明音(28)が4日、東京都内で写真集「いつか、思い出したいこと。」(光文社、2000円)の発売記念会見を行った。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、15日に予定していた横浜アリーナでの自身の卒業ライブが中止になり、「ライブが大好きだからこそ悲しい思いをする人が出るのはつらい。苦渋の決断でした」と吐露。一方、「アイドルはみんなに笑顔と幸せを届けるもの。それができないなら今じゃないと思いました」とキッパリ言い切った。

 当初は卒業時期を今春と発表し、ソロ転向後の仕事も決まっていたが、中止の影響で正式な独り立ちの時期は「分からない」と回答。振替公演なども未定で「前向きに次につなげていきたい」と気丈に語った。

 写真集はベトナムで撮影し、この日は民族衣装のアオザイ姿を披露。長年の趣味であるカメラで自ら撮影した写真も掲載しており、「(ファンの)皆さんへのプレゼントになれば」。卒業後については「芝居が好きなので、女優さんとして活動したい。劇場公演では1曲1曲を違う主人公になって歌うのが楽しかった。ミュージカルにも挑戦できたら」と瞳を輝かせた。