『Bloodstained: Ritual of the Night』、「ローグライクダンジョン」モードの導入が中止に

引用元:IGN JAPAN
『Bloodstained: Ritual of the Night』、「ローグライクダンジョン」モードの導入が中止に

『Bloodstained: Ritual of the Night』に、「ローグライクダンジョン」モードが導入されないことがわかった。このモードは、Kickstarterキャンペーン期間中にストレッチゴールとして達成し、導入される予定だったものだ。
Kickstarterのアップデートで、ディレクターの五十嵐孝司は、「ゲーム開発の初期段階に制作されたコードが、現在、このタイプのゲームプレイ(特にプロシージャルに生成された城)と互換性がないため」に、この「ローグライクダンジョン」モードは導入できないと明かしている。

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「ローグライクダンジョン」モードは、『Bloodstained: Ritual of the Night』のKickstarterキャンペーン期間中の2015年6月に達成した500万ドルのストレッチゴールだ。このモードでは、プレイするたびに新しい城を作るために、プロシージャル生成を使用するはずだった。モードの説明には「その通路を探索してボスを倒すと、ランダムに生成されたダンジョンを、フレンドと共有できるようになるコードを得る」と記されている。
ArtPlayの五十嵐の開発チームは、計画していたモードを導入させることができなかったことを謝罪をしており、代わりに「ランダマイザー」モードを導入すると明かした。「ゲームを始める前に、プレイヤーは、プレイスルー中にランダム化される、最大8つの異なるゲームパラメーターを設定することができます」とチームは説明している。
プレイヤーはアイテム、チェスト、クエスト、ショップ、敵のドロップ、セーブ・ワープ部屋、クラフト結果、どのボスがゲームを締めくくるかを選択することができる。ただし、プレイヤーがゲームをクリアできないといった状況に遭遇しないように、特定のアイテムには保護が付いているとのことだ。
当初の「ローグライクダンジョン」モードで予定されていたように、プレイヤーはシードを生成でき、ランダム化したパラメーターを、ほかのプレイヤーと共有して挑戦することが可能だ。加えて、パラメーターがランダム化された各城での進行状況を追跡するタイマーがあり、最後にクリア時間を表示できる。
「ランダマイザー」モードは、斬月がプレイアブルキャラクターとなる「斬月」モードのアップデートとともに、無料で提供される。これが次のアップデートとなるが、いつ頃に提供されるのか不明だ。
さらに、本作最後のKickstarterストレッチゴールである「ボスリベンジ」モードについて、「斬月」モードとともに導入されると発表があったが、これは誤りだったとのことだ。導入する予定は変わらないが、実際に導入されるのは後日になる。

先日、Nintendo Switch版『Bloodstained: Ritual of the Night』がアップデートされ、コンテンツがほかのプラットフォーム版と同じ水準になった。ArtPlayはNintendo Switch版を見捨てておらず、引き続きアップデートを行い、さらにパフォーマンスを向上させていく。
IGN JAPANの『Bloodstained: Ritual of the Night』レビューでは、8.7点で「ステージからシステムまで往年のファンにとって馴染み深いものであると同時に、新しくこのジャンルに足を踏み入れる人にとってもとっつきやすい作品」と評価した。 Chris Priestman