トップ率、驚異の46% 白鳥が今期11度目の翔タイム チームも2位に急浮上/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
トップ率、驚異の46% 白鳥が今期11度目の翔タイム チームも2位に急浮上/麻雀・Mリーグ

 大和証券Mリーグ2019・3月2日の2回戦で、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)が連勝を決め、個人11勝目、チーム25勝目を挙げた。このトップでチームは6試合連続連対となり、5位から2位へ浮上した。

【映像】白鳥なのに赤い髪

 対局者は起家から白鳥、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、EX風林火山・滝沢和典(連盟)。

 連戦を任された白鳥は、チームの絶対エース・多井隆晴(RMU)から個人スコアトップを目指すよう、発破をかけられていた。

 トップ目だった黒沢と1500点差の2着目で迎えたオーラスでは、多井の期待に応えるべく“着順取りの名手”が躍動した。6巡目にタンヤオ・赤で仕掛け出すと、8巡目にドラ南を切ってきた茅森を警戒しつつ、下家の黒沢にもテンパイを入れさせない丁寧な打ち回し。1人テンパイで流局に持ち込んで、トップをもぎ取ると「白鳥やるねえ」「最後の押し引きが今日一番の見せ場」「4万点のテンパイ」とファンも沸いた。

 白鳥のアガリは、東4局の三色同順2600点(+供託1000点)と南1局のタンヤオ・七対子4800点(供託1000点)の2回のみだったが、巧みな試合運びで1日2勝、ひとりで+107.5ポイントを叩き出した。

 この勝利で24試合11勝、トップ率はなんと46%。麻雀は4人で行う競技であるため、平均すれば当然トップ率は25%となる。「僕は素点が稼げる選手ではないので」と言うが、勝率約5割、2回に1回トップというのは驚異的な数字だ。

 昨年度は個人スコア最下位と辛酸を舐めた男は、個人スコア+290.2ポイントとし4位に浮上。勝利者インタビューでは「王手かな」と言う通り、セミファイナルへの当確ランプを灯す価値ある勝利となった。【福山純生(雀聖アワー)】【2回戦結果】

1着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)3万1100点/+51.1
2着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)2万8600点/+8.6
3着 EX風林火山・滝沢和典(連盟)2万5800点/▲14.2
4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万4500点/▲45.5

【3月2日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +431.0(86/90)
2位 渋谷ABEMAS +154.3(86/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +134.3(86/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +89.1(86/90)
5位 TEAM雷電 +61.4(86/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲171.7(86/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲184.9(86/90)
8位 EX風林火山 ▲533.5(86/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。